【ルパパト】ちらしの裏(4)

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ノエルさんから一緒に初詣に行こうと誘われた。ジュレの3人にも声をかけているようすで、初美花ちゃんは着物を着るそうなので私も着物を着ることにした。ちなみにノエルさんのリクエストだ。初美花ちゃんが着付けをしてくれると言うのでお願いすることにした。ジュレに向かい、初美花ちゃんに着付けてもらう。兄さん達にも声をかけたらしいが、正月はイベントも多く忙しいと断られてしまったらしい。この間、うちに来た時も晴れない顔をしていたけど、大丈夫だろうか。

「すごい、初美花ちゃん。私着付けできないから尊敬する」
「えへへ…。ファッションの勉強してて、着物も覚えたんです」
「いつもおしゃれだもんね」
「Aさんだっておしゃれですよ」
「ありがと」

着付けを終え、ヘアメイクを終え、メイクを終え、鏡を見る。へへ、と笑みがこぼれる。かわいい。支度が出来たのてジュレの一階に降りていく。

「見て見て！」

どお？と初美花ちゃんが魁利くんと透真くんの前で回った。

「へー。いいじゃん」
「似合ってる」
「へへへ。Aさんも」

回って回ってと初美花ちゃんが言うので彼女と同じように回った。

「かわいいじゃん」
「感想はノエルからもらうのが一番でしょう」

それな！もちろんみんなから言われるのは嬉しいんだけど、今一番見てもらいたいのはノエルさんだ。

「じゃあ行こ！早く早く！」
「早くってなぁ…。2人のこと待ってたんだって」

呆れたように言って歩き出した魁利くんの後を追った。
早く、ノエルさんに会いたいなぁ。

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