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―――初美花side

結局圭一郎さんは来なかったなぁ。子供たちもいるのであまり遅い時間までは残っていられない。子供たちを返し、保育園の先生たちと少し残ってご飯を食べたり、片づけをしたりしていたが、圭一郎さんから連絡はなかった。服を着替えて帰ろうということになった。Aさんがノエルさんの服を掴んだ。

「あ、の、ノエルさん。夜遅いので、家まで送ってもらえませんか?」

かわいい。少し恥ずかしそうに、顔を赤らめながら、それでも勇気を振り絞って言ったと分かるその仕草に、お願いされていない同性の私でもすっごく可愛いと思った。きゅんとした。ノエルさんを見れば唇に力がこもっている。表情を変えないようにしているようだけど、全身からあふれ出る、嬉しそうな感情は隠しきれていない。

「ウィ、もちろん!」

声にも嬉しそうな色が乗っている。あーいいなぁいいなぁ。この2人見ているときゅんきゅんするー!楽しそうで嬉しそうな2人見てるの楽しいなぁ。私も…と思っていたら、咲也さんと目が合った。たぶん、私と同じことを考えている。

「初美花ちゃん!その、よかったら送ろうか?」
「あー……私、魁利と透真と帰るので…」

そっか、と咲也さんはちょっとだけ残念そうな色をのせて、ニコッと笑った。

「三人とも気をつけて帰ってね!」
「俺らがいるんで大丈夫っすよ」
「それでも。何か起こるかもしれないし!気を付け過ぎて悪いことはないから!」
「まーそっすね」
「じゃあ僕はユキさんとつかさ先輩を送りますね」
「つかささん送ってく必要あんの?」

ちょっと魁利、と魁利の肩をたたく。確かに、つかささんは襲われても倒してそのまま捕まえそうだけど。

「つかさ先輩だって女性だからね!そりゃあ、つかさ先輩なら襲われても捕まえそうだけど、そもそも襲われない方がいいんだから。怖い想いなんてしないほうがいいでしょ」

あ、やっぱり咲也さんいい人だなぁ。

「ウァァ、咲也くんなにそれカッコイイ」

ユキさんがキラキラ目を輝かせていて、褒められた咲也さんがいやぁと照れていて、なんとも言えない感情が湧き上がってくる。べ、別にそんなんじゃないし!

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わたる(プロフ) - 飛翔薫さん» ありがとうございます!なんとか書ききり、アップしきることができました。今熱が落ち着いてしまいましたが、再燃した時には書きたいと思っています! (2019年11月28日 21時) (レス) id: 3e7009a64a (このIDを非表示/違反報告)
飛翔薫(プロフ) - 完結おめでとうございます!ノエル推しにとってはこのチラシの裏からいっぱいパワーをもらいました!終わってしまうのは寂しいですけど、もっとノエルとの話見たいけど!とりあえず完結おめでとうございます! (2019年11月27日 21時) (レス) id: 2e2f159122 (このIDを非表示/違反報告)
わたる(プロフ) - シェリーメイさん» ありがとうございます。コメント嬉しくて私も幸せです(*'ω'*) (2019年11月25日 22時) (レス) id: 33016a5e7b (このIDを非表示/違反報告)
シェリーメイ - わたるさん» ずっとずっと、この小説のおかげで私は幸せでした!完結おめでとうございます。 (2019年11月25日 18時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)
飛翔薫(プロフ) - 更新待ってましたぁぁぁぁぁ!! (2019年6月26日 23時) (レス) id: 9764edc4fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わたる | 作成日時:2019年3月21日 11時

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