32-3 ページ34
―――ノエルside
ギャングラーを倒した後、Aちゃんに連絡を取れば男の子達とカフェでお茶していた。神経図太くない?普通にアイスコーヒーを飲んでいたのはAちゃんだけで、男の子達はとても不安そうにしていた。僕が彼等の前に姿をあらわすとホッとしたように笑みをもらし、僕に詰め寄ってきた。
「ギャングラーは!」
「無事倒したよ」
「お兄さん、怪我とかないっすか!」
「サリュー、心配してくれてありがとう」
「助けてくれてありがとうございます、お兄さん警察なんですか!」
「ウィ、国際警察さ」
「「「かっけーーー!!!」」」
男の子達がキラキラした目で見てくる。悪くないね。
「でも、Aちゃん?どうして戦ったのかな。危ないのわかってたよね」
ストローを咥えたままAちゃんは僕を見る。そしてふっと笑みを浮かべた。
「すぐ来てくれるの信じてましたよ」
「そりゃあ、すぐ行くけどさ…」
「1人だったら逃げ一択でしたけどね。見捨てて逃げるわけにはいかないし、だからと言って連れて逃げれる人数でもない。ギャングラーの意識をそらせるまでは応戦するしかなかったですよ」
「でも」
「一応、私剣道やったことあるんですよ」
「聞いてないよ!」
「言ってないよ」
はぁ、と息を吐いた。でも、やけに冷静なのはそういうこともあるのかな。
88人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りいか - クッソ好きだ…………!なんだこのドストライクゾーン!!これからも執筆頑張ってくださいっ! (2021年8月7日 2時) (レス) id: 6698df4412 (このIDを非表示/違反報告)
わたる(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 33016a5e7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月4日 22時) (レス) id: d1b5e30223 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わたる | 作成日時:2018年11月4日 22時