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何かあったときのために、とノエルさんは多目的トイレで交互に入りお互いトイレの前で待とうと提案した。何かってなんだろうと思いつつ、早くトイレに行って欲しいので頷いた。先にノエルさんに行ってもらった。トイレを済ませて出てきたノエルさんは顔が真っ赤だった。私もさっさとトイレ済ませよう。男女の体の違いに一瞬戸惑ったものの、問題なく用を済ませた。トイレから出ればノエルさんがうずくまっていた。
「ノエルさん！？大丈夫ですか？」
「だ、大丈夫大丈夫。もう恥ずかしいやら切ないやら情けないやらなんやらでちょっと立てなくなっただけ」
大丈夫大丈夫と繰り返しながら立ち上がる。大丈夫かなー。
「Aちゃんは、僕の体になっても冷静だね…」
「そうでもないですよ」
ははは、とノエルさんが乾いた笑いをする。部屋に戻れば兄さん達が戻ってきていた。ノエルさんが泣きそうになりながら兄さんに駆け寄る。
「圭一郎くん！ギャングラーは！？」
「う…、ノエルか。すまない、逃げられた」
「快盗が出てきていて、そっちに気を取られちゃったんですよ〜」
「こんな時くらい協力してよ！」
そんなにトイレは嫌だったのか。つかささんが私の横に立った。
「大丈夫か、ノエ…Aちゃん」
「私は今の所平気です」
「なんでAちゃん平気なの、信じらんない！！！」
ノエルさんが声を上げる。なんだか、ノエルさん感情的………。
「あ」
私の携帯を取り出し、アプリでカレンダーを確認する。あーあー。やっぱり。どうした？とつかささんが聞いてくるので、携帯の画面を見せた。それを見たつかささんは納得がいったように頷いた。PMSだ。
「すいません、ノエルさん。イライラしたり不安になってると思いますが、それ体の周期的なものなのでちょっと落ち着きましょ」
「…そうなの？女の子こんなに不安になるものなの…？」
「私はそういう時甘いもの食べて落ち着きます。兄さん、お菓子もらうね」
テーブルに置かれていた和菓子を手に取りノエルさんに渡す。
「…女の子って大変だね…」
「男性は男性で大変ですよね。紅茶いれますね」
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りいか - クッソ好きだ…………！なんだこのドストライクゾーン！！これからも執筆頑張ってくださいっ！ (2021年8月7日 2時) (
レス) id: 6698df4412 (このIDを非表示/違反報告)
わたる(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 33016a5e7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月4日 22時) (レス) id: d1b5e30223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたる | 作成日時：2018年11月4日 22時
