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にかっと先輩は笑顔を見せて、じゃあな、と去っていった。いい人だ。ノエルさんの後ろからグッドストライカーが現れて私の顔に突撃した。いたい。
「Aー！無事だったかー！」
「見ての通りだよ」
形状上、スキンシップが痛いが、心配してくれたようなので我慢する。でも、グリグリされると痛いので、膝の上にのせた。
「Aちゃん、怪我は大丈夫かな」
「明日、検査して問題なければ明後日退院です。身体中痛いですけど」
「守れなくて、ごめんね」
「生きているだけで十全です」
「A、すまない！」
兄さんがガバリと頭を下げた。兄さん、声がでかい。
「また守れず危険な目に合わせた。本当にすまない！」
「兄さんうるさい」
「今回はそんな大きな怪我までさせてしまった！」
「兄さんうるさい」
「本当にすまない！」
引き出しを開けて、中身を取り出す。それをノエルさんに渡した。それを見てノエルさんはああ、と納得した。包みを剥がし、兄さんの口に突っ込んだ。
「…こしあんか」
「美味しいよね、それ」
「うまい」
先輩が差し入れてくれた。私の好きなお饅頭。たぶん兄さんの好みでもある。ノエルさんにもどうぞ、と渡した。ノエルさんが包みを剥がして私の顔の前に差し出した。違う、剥がしてという意味で渡したんじゃない。首を振ったがノエルさんはニコニコと笑顔のままだ。食べろってことか。口でそれを受けとった。こしあん美味しい。
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りいか - クッソ好きだ…………！なんだこのドストライクゾーン！！これからも執筆頑張ってくださいっ！ (2021年8月7日 2時) (
レス) id: 6698df4412 (このIDを非表示/違反報告)
わたる(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 33016a5e7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月4日 22時) (レス) id: d1b5e30223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたる | 作成日時：2018年11月4日 22時
