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28-5 ページ18

―――ノエルside
ギャングラーのコレクションは回収できたものの、ギャングラーの力でAちゃんと体がぴったりくっついてしまった。そのギャングラーはにげてしまった。腕の中にすっぽりとAちゃんが収まっている。緊急次第ではあるが、少し嬉しい。

「離れませんね…。つ、つかささん!引っ張ってください!」
「ああ」

Aちゃんはつかささんに引っ張ってもらい、僕は圭一郎くんと咲也くんに引っ張ってもらう。少し離れる気配は見えたものの、強力な力で再びくっついてしまった。僕の体とAちゃんの体がぶつかる。体格差か、ぶつかった瞬間にAちゃんが跳ね返され、僕も勢いを殺しきれずAちゃんに向かって体が傾く。重力に従って、Aちゃんを押しつぶすようにして倒れてしまった。

「ごめんっ、Aちゃん!」
「中身出る…」
「二人とも早くどけ…!重いっ」
「つかささん!」
「ごめんなさい、つかささん」

Aちゃんを引っ張っていたつかささんがさらに下敷きになっていた。起き上がろうとするが、Aちゃんがくっついてしまっていることによりうまくバランスが取れない。立ち上がるよりもつかささんの上からどくことを優先するため、Aちゃんと二人で転がる。先ほどまで僕がAちゃんの上に乗っていたが、今度はAちゃんが僕の上に乗っている。うん。悪くない。こんな状況でなければ。つかささんが無事に立ち上がるのを確認する。

「ごめんなさい、ノエルさん。すぐ退き……退けない」

大丈夫だよ、と声をかける。Aちゃんの腰に手を回し、僕をまたぐように足を開いてもらう。腹筋を使って体を起こした。ほらね、とAちゃんを見る。思ったよりも顔が近くて驚く。体を起こすためにAちゃんにまたがってもらった。僕の太ももの上にAちゃんが僕を挟むように座っている。これはなかなか、まずいかもしれない。まずいって、元気になってしまいそう。どこがとは、なにがとは、言わないけど。圭一郎くんたちに手伝ってもらい、立ち上がる。もう一度離れるか試してみるかという案もあったが、どうせまた倒れることになるだろうということでやめた。

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りいか - クッソ好きだ…………!なんだこのドストライクゾーン!!これからも執筆頑張ってくださいっ! (2021年8月7日 2時) (レス) id: 6698df4412 (このIDを非表示/違反報告)
わたる(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 33016a5e7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月4日 22時) (レス) id: d1b5e30223 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わたる | 作成日時:2018年11月4日 22時

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