【ルパパト】ちらしの裏(2)

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「つかささんに電話してみよう」

しばらく電話をかけていたようだが出ない。まだ戦っているのだろうか。ジュレの扉が開いた。魁くんが対応するため立ち上がる。

「すんません、今日はお休み…ってつかささんじゃん」
「すまない。スマホが壊れてしまって。ギャングラーは倒したが、まさか、効果が切れてないのか？」

倒した？ノエルさんから体を離す。難なく離れた。ノエルさんと顔を見合わせる。気付いてました？全く。

「…どれくらい前ですか」
「30分ほど前だ」

待て。そうしたらあのセクハラ紛いの行為の時は解けていたと。ギャングラーの力も切れているのに抱きついていたと。立ち上がり、ノエルさんから離れて、机に突っ伏した。

「ど、どうした2人とも！」

ノエルさんを見ればノエルさんはノエルさんで上半身を丸めていた。

「なんでもないよ、つかささん」
「大丈夫さ…大丈夫さ…」
「大丈夫そうではないが」
「気にしないでくれたまえ…」

ああ、顔が熱い。なんでもっと早く気づかなかった。時間戻してやり直したい。もしくは全員の記憶を消したい。そういうルパンコレクション無いの。

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