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ルパンレッドに引き摺られるように逃げる。時折振り返っては、ギャングラーがきていないか確認する。角を曲がったところで、銃を構えたルパンブルーと鉢合わせた。ルパンレッドが私に視線を送る。
「レッド、無事か？」
「本物」
「よし」
「なんだそれは」
「偽物発見器」
「なにそれ」
「ギャングラーがイエローに化けてた。こいつ、偽物かどうかわかるみたい」
「こいつが偽物でないという確証は？」
「偽物攻撃したからな、たぶん本物」
マスクをしているから表情はわからないが、ブルーが探るような視線を向けているのがわかる。
「まあいい。偽物を見分ける方法は？」
「私以外にはまずできないと思うけど。言葉の長さが違うんだよね」
「「は？」」
「喋る長さ。何年もかけてできているから、こればかりは真似では解決しない。声を真似ても喋り方までは一致しない」
「なに言ってんの？」
「私、時間感覚が精密で。体の中に時計とストップウォッチ持ってる感じ。よく話す人は時間を計る癖がついてるんだよね。で、さっきのルパンイエローはその時間と違う喋り方をしていたから。ギャングラーの喋り方と合ってた」
「まじかよ。それ、俺らじゃ判断できねーじゃん」
「でしょ」
ドン、と背中に衝撃がきた。痛い、なんてもんじゃない。なんとか振り返ってみると、ギャングラーが立っていた。背中が熱い。なに？ビーム的なやつ？
「なるほど、そういうことね…。本当、アンタムカつく！死ね！」
嫌だよ。
ルパンレッドが私を突き飛ばす。手荒ではあるが、それで避けれた。だけどもう立ち上がれない。アドレナリンなんかもう効かない。てか、頭を回らないし。しばらく意識を失っていていいだろうか。
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りいか - クッソ好きだ…………！なんだこのドストライクゾーン！！これからも執筆頑張ってくださいっ！ (2021年8月7日 2時) (
レス) id: 6698df4412 (このIDを非表示/違反報告)
わたる(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 33016a5e7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月4日 22時) (レス) id: d1b5e30223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたる | 作成日時：2018年11月4日 22時
