【ルパパト】ちらしの裏(番外) (ページ2)

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新たな快盗-2 ページ2

「壊れてますね」
「壊れてない、壊れてない。Aちゃんが人間だからだよ」
「つまり私が人でなしになれば良いと」
「良くない。そういう意味じゃない」
「人間にも使えるように改造していいですか？」
「だめ」
「けち」
「けちじゃない」

ノエルさんにエックスチェンジャーを返す。うーん、変身したかったなぁ。

「なんでそんなに快盗になりたいの」
「快盗になりたいわけじゃ、ないんですけど。魁利くん達を助けたいじゃないですか」
「…」
「その気持ちは、ノエルさんが一番分かりますよね」
「…ウィ、わかるよ。だけど、僕がAちゃんに危ないことして欲しくないって気持ちも、わかるよね？」

それは、まぁ、分かりますけど。でもなぁ、私よりもノエルさんの方が無茶するしなぁ。一番みんなが助かる方法を考えて自分を差し出しちゃうくらいだからなぁ。

「私はノエルさんの横に立ちたい」
「でもそれは変身しなくても、戦わなくても、立てるよね」
「物理的な話じゃないんですよ！精神的というか気持ち的な！」
「わかるよ。でもその代わり、Aちゃんには裏方をお願いしてるよね。情報集めたり、調べ物したり、情報操作したりって。それがなかったら僕らも動けない。それじゃ嫌かな？」
「嫌」

スッとノエルさんの表情が冷える。