私にとってのヒーローは貴方でした (ページ2)

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私の日課ページ2

◎Aside

｢……さくちゃん、今の見た？｣

桜)見てたよ～

友達の千葉桜ちゃんこと
さくちゃんと私がいるのは
青葉城西高校の体育館のギャラリー。

桜)ねぇ、そろそろ帰りたい

｢ま、まって！あと少しだけ…！｣

体育館に響くのはバレーボールが当たる音と
シューズの音、そして…

《きゃー！及川く～ん！》

ものすごい数の女の子達の声

その隅で静かに見る私たち

及川)いつもありがとね～！

《きゃー！》

女の子たちはバレー部の主将である及川さんを
見に来ている。

私はと言うと…

岩泉)うるせー、及川！
練習集中しろ！

及川)羨ましいからって岩ちゃんひどいよ～

｢…さくちゃん、岩泉さんが話してるよ｣

桜)そうだね～話してたね～

｢うん！かっこいい、、、｣

副主将の岩泉さんを見に毎日体育館に
足を運んでいます。

すると

桜)私一静にバレないうちに帰るから、
また明日ね～

｢うん、ありがとう～！｣

さくちゃんは松川さんと幼馴染で
なおかつお付き合いしている

さくちゃんが階段を降りる姿を見ていると
階段の下に松川さんが立っていた

｢あ、バレてる笑｣

松川さんとさくちゃんは
並ぶとほんとにスタイルが良くてお似合いの2人
さくちゃんは167cmという高身長で
黒髪が似合う美人さん

松川)俺見に来たんでしょ？

桜)ち、ちがうって
友達の付き添いで来てるの
先帰るから

松川)まぁ、なんでもいいけど笑
言っとくけど今日さく俺んち泊まりだから

桜)え？

松川)さくの母さん今日夜勤だから

桜)忘れてた

松川)覚悟しとけよ？

((ﾁｭｯ))

おでこにキスされるさくちゃん

桜)…帰る

耳を真っ赤にしてすたすたと帰った

松川)くっくっ笑

花巻)お前らしいな、まったく笑

松川)死ぬほど可愛いだろ？

花巻)お前の彼女にだけはなりたくない

さくちゃん可愛い～

そう思いながら
ふと岩泉さんの方をむくと

パチッと目が合う

え！ど、どうしよ、、

恥ずかしくて思わず目を逸らしてしまう

あー、やっちゃった

すぐに、さくちゃんに連絡をする

"岩泉さんと目が合ったのに逸らしちゃった、、"

"なにやってんの笑
ニコって笑っときなさい！笑"

ふと時計を見れば

あ！やばい！

ばたばたと体育館から出る