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写真の人 ページ9

「谷崎、一緒に行ってやれ。」



谷崎さんも一緒なら安心だ。



私がいなくても問題無いだろう。



「兄様が行くなら、ナオミもついて行きますわーっ!!」



ナオミさんが谷崎さんの首元に思い切り飛びついた。



谷崎さんは軽く悲鳴をあげている。



あれは痛かっただろう。



(うわっ…。ナオミさんって本当に谷崎さんのこと好きだな…。)



「おい小僧。不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情が無いでもない。故に…」



敦と無言で準備を進めていると珍しく国木田さんが話しかけてきた。


何やら、国木田さんがポケットから出した本に挟まっていた紙切れのようなものをさしだしす。



「この街で生き残るコツを一つだけ教えてやる。A、お前も見とけ。」



そう言われて私もそれを覗き込んでみると、一人の青年が写っていた。



全身を白と黒で統一しているのが特徴だ。



だがこの写真も正式に取られたものではなく、どこかのカメラに写ったものを拡大して切り取っているようだった。



「こいつには遭うな。遭ったら逃げろ。」



写真すらまともに写っているものがないということは、それだけ情報も少ない。つまり危険だということだろう。




「この人は…?」



「マフィアだよ。」



突然私達の目の前に太宰さんが姿を現した。



敦はギョっと目を見開いて驚いている。



まぁ、敦は話に夢中で太宰さんが忍び寄っているのに気づかなかったのだろう。


もちろん私は気づいていたが。



それより私は、この写真の人物が”マフィア”だということ。このことの方に驚かされた。



…ていうかこんな危険なマフィアと遭遇する確率があるなんて聞いてない。



「尤も、他に呼びようがないからそう呼んでいるだけだけどね。」



私は、敦の反応を楽しんでいる太宰さんを横目で睨みつけた。



「港を縄張りにする兇悪なポート·マフィアの狗だ。名は





_______芥川。」




(あーあ。それにしてもまた面倒そうなのが出てきたもんだな。)



「何故…危険なのですか?」



「簡単な話さ、恐らくこの芥川とか云う奴が”能力者”だからだ。」



「Aは優秀だね。」



「そりゃどうも。」



「まぁそんなところでな。俺でも…奴と戦うのは御免だ。」

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華月姫(プロフ) - 鴻さん» こちらこそありがとうございます!はい、一緒に人気作者になれるよう頑張りましょう(*^_^*) (2017年6月8日 18時) (レス) id: f5f2dd91a6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 華月姫さん» ありがとうございます!!私も華月姫さんのイベントの繁栄をお祈りしています。お互い頑張りましょう!o(^-^)o (2017年6月8日 17時) (レス) id: 85ba8e2866 (このIDを非表示/違反報告)
華月姫(プロフ) - 最後に、これからも更新頑張ってくださいね!(^^)!応援してます!! (2017年6月8日 17時) (レス) id: f5f2dd91a6 (このIDを非表示/違反報告)
華月姫(プロフ) - イベント参加ありがとうございました!読むの遅くなってすみませんでした。お話読みましたが表現の仕方がとっても上手ですね!!私には出来ない…( ;∀;)。それにお話とっても面白かったです!文を書くのが上手なんですね!羨ましいです (2017年6月8日 17時) (レス) id: f5f2dd91a6 (このIDを非表示/違反報告)
- すみません。忘れてました。わざわざご忠告ありがとうございます。 (2017年6月2日 20時) (レス) id: 85ba8e2866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2017年6月2日 17時

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