story46 ドッジボール ページ4
陽毬side
翌日、いつものように面倒な授業はサボったり、睡眠時間に充てたりしながらいつものように過ごしていた。チャイムが授業の終わりを告げ、昼休みがやってくる。
今日は２人と何をして過ごそうかと考えていると、急に星なしがボールを持ち出してきた。何かと思って耳を傾けてみれば、僕たちとドッジボールをして遊びたいのだと言い出した。どうやらスポーツを通じて僕らのストレスを発散させ、クラス内でのいじめをやめさせたいとのこと。
勿論誰もそんな誘いに乗るはずもなく、星なしはクラスの男子たちからいろんな罵声を浴びせられている。
僕もわざわざ休み時間に疲れそうなことをやりたくないし、そもそも運動が好きではないので無視していたが、次の星なしの言葉が取り巻きの男子の神経に触ったらしい。
「ふうーん、遊びといえどウチとの勝負に勝つ自信がないから、そうやって逃げるわけねぇー！」
煽り耐性がない男子たちはまんまと星なしの挑発にのってしまい、ドッジボール対決が開催されることになった。
そのルールは公式に則ったもので、なおかつアリスの使用は不可だというもの。さらに星なしは、彼女が勝ったらいじめや先生イビリをやめろとの条件を出してきた。
対して取り巻きたちは、星なしたちが負けたらチームメンバー全員が勝ったチームの下僕になれとの条件を出す。あまりに大き過ぎるリスクに息巻いていた星なしが固まる。
「どーする、星なし！」
「ウ、ウチ１人でもやるもんねっ！」
だけどここまできて引き下がれなくなったのか、星なしは意地になって叫んだ。
B組は全員強制参加なうえ、どちらのチームに入っても良いとのルールが設けられている中、星なしのチームに入るメリットなんてない。当然クラスメイトのほとんどは棗をリーダーとしたチームに入ってくる。一部の生徒は賭けに出たみたいで、星なしのチームに入った。
チーム分けの結果、星なし達のチームは５人、棗チームはその残りと数の時点で大きく差が開いてしまった。
しかしもう少しで試合を始めるという時に、蛍が参加していないことに委員長が気づいてしまった。嫌がる蛍を星なしが無理やりコートに引きずってきたりと、もたついていると流架の抱いていた兎が星なしがいるコートに飛び出してしまう。それを追いかけた流架は見事星なしに捕まり、向こうのチームに入れられてしまう。
「ご、ごめん……。棗、陽毬。」
流架は困ったように顔をしかめて、僕らを見ていた。
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えるふぃ(プロフ) - Rumiさん» Rumiさん、ご指摘ありがとうございます！！ 火事に直してきました！気が付かず申し訳無いです…。細かいところまで読んでくださってありがとうございます！ (2020年5月3日 1時) (
レス) id: 2cfa1564f2 (このIDを非表示/違反報告)
Rumi(プロフ) - あの71話の火事が家事になってますが…｡ (2020年5月3日 1時) (レス) id: 29532e4533 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり - 30話目のアリス祭のとこのワカメさんのセリフ「ああ忘れる所だった。不人気どころかー...」が蜜柑のセリフになってるぞー。 (2014年4月12日 10時) (レス) id: 057e594f88 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - チェナさん 間違いを教えて下さりありがとうございました｡助かりました｡
一応気付いたところは直しました｡
また 何かあったら言って下さいm(_ _)m (2013年12月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 39d6b953a1 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - アルト（οπο）さん» アルト（οπο）さんありがとうございます。
初めて自分の作品にコメントを戴きをその上誉められるなんてとっても嬉しいです♪
これからも書くの頑張ります(≧∇≦) (2013年12月2日 0時) (携帯から) (レス) id: 39d6b953a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えるふぃ | 作成日時：2013年11月29日 23時
