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you are mine(風磨)19 ページ48

2人は気怠くなった体を無理やり起こし翌日の為にと簡単にシャワーを浴びた。

部屋着に着替え、化粧水を頬に当てながらAが訪ねる。

「明日、朝早いの?」

「んー。うん。まぁ、ね。」

申し訳なさそうに問われた質問の返事は風磨の優しさで少し曖昧に返された。

Aは素直に「ごめん」と謝った。

「それから、ありがとう。嬉しい。本当はずっと、会いたかった。」

「いい。俺も、会いたかったから。ほら、こっち来て。」

ベッドの中に入っている風磨が布団を捲りあげてAを促した。

Aは言われるままに風磨の腕の中へと落ち着いた。

「目覚まし、セットするね。」

Aが時計に手を伸ばす。

「あ。」

「どした?」

時刻は知らない間に0時を超えていた。

「水曜日が木曜日に変わるときに一緒にいるの、初めてだね。」

Aはそれがなんだか無償に嬉しくて仕方なかった。

「A、すっげご機嫌。そんなに嬉しい?」

「うん。」

「そんなの、これから何回も経験出来んでしょ。」

「そう、だよね。」

「そう。だってずっと一緒だもんね。」

風磨はそう言ってAの体をぎゅっと抱き寄せた。

Aは涙声で「うん。」と答えた。

「お前ってすぐ泣くのな。」

Aは瞳に涙を溜めていた。

風磨が優しい眼差しで見つめるとAは尚も涙を溜めた。

風磨は唇でそれを拭ってやった。

お互いの温度を確かめるように触れ合っていると寂しかった心が完全に溶けていった。

「ずっと一緒にいようね。」

風磨がそう言った声は温かくてAはコクンと頷くと同じ温度の声で「はい」と返事をした。

風磨の腕の中で2人の体温が溶け合っていく。

「お前は俺のだからね。」

風磨が優しく念を押す。

「ねぇ、風磨くんも私のだよ。」

Aがそう答えると風磨は愉快そうに微笑んでAに優しいキスをした。


end
2019.9.26
19チャプターも使ってはたしてこれは短編なのでしょうか
(*´ω`)

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あい(プロフ) - イチさん!このお話最高です。風磨くんにこんなに「俺の」って言われたらもう//好きしかない。風磨くんすき (2019年9月26日 22時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - あいさん» わたしも風邪ひきたいと思ってたんですけど風邪ひいてもふうまさんがきてくれなくてただつらいですwあいさんもお気をつけて。。。 (2019年9月26日 20時) (レス) id: d3ad2b2239 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 風磨くんが看病してくれるなら風邪ひきたい。ツンデレ具合が堪りません!でも確実に熱上がりそうです (2019年6月11日 15時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - みちさん» コメントがUPして私がチェックするより前だったんですけど早すぎない?w (2019年6月10日 23時) (レス) id: d3ad2b2239 (このIDを非表示/違反報告)
みち(プロフ) - あまーい!菊池さん甘いよぉー(歓喜) (2019年6月10日 22時) (レス) id: 375937212d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イチ | 作成日時:2018年4月15日 4時

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