you are mine（風磨）03 ページ32
「そういうのじゃなくって。」
「ん？」
「大人の方法で、甘えさせてよ。」
「なぁに、それ。」
「解んないフリ？そういうの、今日は要らない。」
風磨が拗ねた声をだして更に甘えるとAは柔く微笑んだ。
「お腹がいっぱいになったら欲しくなっちゃったの？」
「そう。こっち食べる。」
Aは再びふふっと笑うとエプロンの後ろリボンをゆっくりと引っ張り脱いだ。
「いいよ。好きにして。」
「じゃあ、全部奪うよ。」
「うん。・・・奪って。」
風磨は頬を染めるAに気をよくしてAの耳元に唇を寄せた。
それから自信たっぷりの声で囁く。
「Aは全部、俺のものだからね。」
「嬉しい。」
Aの返事を聞いて風磨は満足気に目を細めるとAを組み敷いた。
全部、風磨のもの。
そんなの、嬉しいしかない。
望まれるなら全て差し出したかった。
小さな子供がするみたいに独占欲を剥き出しにして欲しかった。
自分の全部を取り上げて欲しかった。
いっそ溶けて混ざり合って一つになりたいくらいだった。
けれど風磨は言うだけだ。
「俺のもの」と言いながらいつもAを尊重する。
優しくも甘やかすも労わるも全部をくれる。
めったに言わないAのわがままも聞き入れてくれる。
えっちの時に少し乱暴にされても気持ちいいしかないのに終わった後に大丈夫かいつも確認してくれる。
「体、平気？寝ちゃっていいよ」って掠れた声で囁いて頬を撫でてくれる。
そうやって優しく愛してくれる風磨のことが好きでたまらなかった。
降り注がれるキスに酔いしれる。
やがて２人一緒に快楽の海へと落ちていった。
you are mine（風磨）04→←you are mine（風磨）02
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 511人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - イチさん！このお話最高です。風磨くんにこんなに「俺の」って言われたらもう//好きしかない。風磨くんすき (2019年9月26日 22時) (
レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - あいさん» わたしも風邪ひきたいと思ってたんですけど風邪ひいてもふうまさんがきてくれなくてただつらいですｗあいさんもお気をつけて。。。 (2019年9月26日 20時) (レス) id: d3ad2b2239 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 風磨くんが看病してくれるなら風邪ひきたい。ツンデレ具合が堪りません！でも確実に熱上がりそうです (2019年6月11日 15時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - みちさん» コメントがUPして私がチェックするより前だったんですけど早すぎない？ｗ (2019年6月10日 23時) (レス) id: d3ad2b2239 (このIDを非表示/違反報告)
みち(プロフ) - あまーい！菊池さん甘いよぉー(歓喜) (2019年6月10日 22時) (レス) id: 375937212d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イチ
| 作成日時：2018年4月15日 4時
