ぷれいぼーい。25 ページ28
・
勝利が分からない。
なんで…あんなに悲しい顔するんだろう…。
あ「はぁ…」
気づいたら出てた、溜め息。
今は放課後だし。
帰ろうかな。
・
・
あ「…ん?」
家の見えるところまで来ると
異変に気付いた。
家の前に誰か…いる?
背の高い男の人。
顔は見えない。
でも あれは、間違いなく私の家。
ど、どうすれば…。
とりあえず、下を向いて
家へ歩いた。
すると、
.
?「…あっ、A!!」
.
そう名前を呼ばれて。
驚いて顔を上げると
.
.
あ「えっ…_______健人…っ!!」
.
家の前にいたのは、
中島健人。
.
___もう1人の幼馴染。
私がそう言うと、小走りで駆け寄ってくる。
昔と、なにも変わってない。
健「久しぶり、A。…大きくなったね」
あ「…久しぶり」
懐かしいな。
健人も、この感覚も。
健人は、私の3つ上で。
でも小さな頃からずっと一緒だから
お兄ちゃんみたいな存在。
今は遠くの大学に通っていて
会ったのは3年ぶりくらい。
あ「なんで…戻ってきたの?」
健「…こっちの大学に通うことにしたんだ」
え…?
今は、すごく中途半端な時期。
…おかしいよね。
私が考え込んでいると
健人が ふわっと笑って。
健「理由はもう1つ。
,
,
____Aに会いに来たんだ」
.
そう言って、私の頭を
優しく撫でた。
あ…。
手 大きくなってる。
そっか、3年もあれば
健人だって成長するし。
背も高くなった。
髪が少し伸びた。
大人になった。
でも、笑顔は変わらない。
子供の時のまま。
それに、もちろん私の知らないことも…。
健「一緒に帰ってきてないの?」
あ「誰と?」
健「___風磨」
聞きたくない、その名前は。
健人の言葉に、胸が ぎゅっと苦しくなる。
あ「う、ん……」
そんな素っ気ない返事。
健「…そっか」
健人は、それ以上
なにもきいてこようとはしなかった。
それは優しさだから。
何度も、この優しさに助けられた来たんだ。
今も、泣かずにすんだ。
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ゆっくりんこ。(プロフ) - かなちゃ‐んさん» 一番下にある作者名から、「プロフ」「ボード」「メッセージ」のボードです! (2016年6月12日 15時) (レス) id: 2df9c4cb1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりんこ。(プロフ) - にこさん» いいですよね!また更新再開するので、見ていただけたら嬉しいです!ありがとうございます! (2016年6月12日 15時) (レス) id: 2df9c4cb1d (このIDを非表示/違反報告)
かなちゃ‐ん(プロフ) - ボード拝見させて頂きたいんですけど、どこにあるんですか? (2016年5月30日 7時) (レス) id: 2237eb2a6a (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 勝利くんが友達でふまけんが幼馴染って夢主ちゃんちょうサイコーですよね。本当にあればいいのになぁ。頑張ってください!応援してますね! (2016年1月12日 6時) (レス) id: b51c540e88 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりんこ。(プロフ) - あああさん» え、本当ですか!? どういう意図で載せたんだろう…。一応、許可はしていません。ですが私に一度許可取りをしていただければ良し…というルールを今作りました笑 報告ありがとうございます。宣伝させるのは嬉しいし、悪気はないと思いますが…。注意事項付け足します。 (2015年11月8日 23時) (レス) id: b515cef25a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっくりんこ。 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年5月15日 14時