ぷれいぼーい。20 ページ23
・
勝利が帰って、残された私。
あ「ノートでも見ようかな」
身体も、朝に比べるとだいぶラク。
少しのダルさはあるけど、歩けないほどではない。
勝利のノートを持って、机に向かう。
教科書と照らし合わせながら、写していった。
すると、
___コンコンっ
あ「ん?」
またもや、ドアから軽快なリズムが響く。
お母さん?
あ「いいよ、開いてるから」
そう言うと、ゆっくりと開いた。
でもそこにいたのは、お母さんなんかじゃなくて。
もちろん勝利でもない。
.
あ「風磨…っ」
風「え、寝てろよ」
制服姿の風磨。
なんで?
なんで来たの…?
それだけが頭を埋め尽くして。
っていうか このタイミングって、
もしかしたら勝利と会ったんじゃ…。
風「お前…寝てなきゃ悪化すんぞ」
あ「え…わっ、」
気づけば、腕を引かれてて。
そのままベッドに寝かされた。
肩まで掛け布団を被せられる。
あ「…なにしにきたの」
風磨はなにもやってないのに、
つい強い口調になってしまう。
風「なにって…おみまい?(笑)」
ほらよ、って渡されたのはコンビニ袋。
中には、ゼリーやらプリンやらカットフルーツやら。
風「いっぱい食え!」
あ「あ、ありがと…」
私がお礼を言うと、
ふわりと笑ってベッドに座る風磨。
そして、頭を優しく撫でられた。
…なんだか、昔を思い出して懐かしい。
それにしても…近い。
あ「ねぇ…」
風「ん?」
あ「そんな近くにいたら風邪うつるよ…」
ホントは離れて欲しいだけ。
すると、
.
___ギシっ、
あ「えっ? ちょっ…」
ベッドに手をついて、さらに近くなる距離。
しまいには、身体の両側が風磨の手によって塞がれてしまった。
もう…逃げられない。
あ「は、離れてよ…っ//」
いくら押しても、ビクともしない。
むしろ、近くなるばかり。
こんな覆いかぶさるような態勢で…っ
やめてよ…。
こんなことされたら、私…勘違いしてしまう。
風「なぁ…俺が風邪ひくの心配してくれてんの…?」
あ「え…?」
至近距離での会話に少し戸惑って。
風「でも そんなの気にしなくていい。
なんなら…もらってやろうか?」
あ「え……んっ」
ふいに、唇に
温かいものが触れた。
・
1173人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆっくりんこ。(プロフ) - かなちゃ‐んさん» 一番下にある作者名から、「プロフ」「ボード」「メッセージ」のボードです! (2016年6月12日 15時) (レス) id: 2df9c4cb1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりんこ。(プロフ) - にこさん» いいですよね!また更新再開するので、見ていただけたら嬉しいです!ありがとうございます! (2016年6月12日 15時) (レス) id: 2df9c4cb1d (このIDを非表示/違反報告)
かなちゃ‐ん(プロフ) - ボード拝見させて頂きたいんですけど、どこにあるんですか? (2016年5月30日 7時) (レス) id: 2237eb2a6a (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 勝利くんが友達でふまけんが幼馴染って夢主ちゃんちょうサイコーですよね。本当にあればいいのになぁ。頑張ってください!応援してますね! (2016年1月12日 6時) (レス) id: b51c540e88 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりんこ。(プロフ) - あああさん» え、本当ですか!? どういう意図で載せたんだろう…。一応、許可はしていません。ですが私に一度許可取りをしていただければ良し…というルールを今作りました笑 報告ありがとうございます。宣伝させるのは嬉しいし、悪気はないと思いますが…。注意事項付け足します。 (2015年11月8日 23時) (レス) id: b515cef25a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆっくりんこ。 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年5月15日 14時