＊８７＋移行 ページ50
紫耀side
紫耀「……廉っ！……おいっ！廉ってばっ！！」
俺が声をかけると驚いたように
その大きな瞳を更に大きくさせてこっちを見つめる。
廉「……紫耀…。なんでお前……。」
紫耀「っ、なんでちゃうやろっ！？なんであんな女と一緒
に居るんっ！？！？」
紫耀「………なんで、Aのそばから離れるんだよっ…………！」
精一杯の気持ちを廉の胸元に握りこぶしを
何回もぶつけながら言う。
あれっ？俺なんで泣いてんだ……？
感情的になって涙がなかなか止まらない。
廉「……紫耀…。」
一度黙り込んで俺の名前を呼ぶ。
紫耀「俺の名前なんか呼ばなくてもええから、早く答えろやっ！！！」
俺、普段は自分のこと“平野”って呼ぶやん。
心の中では俺呼びやけど。
それを口で発するのは今までで一度もなかった。
……やっぱり俺、今感情的になってんだ…。
廉「俺やって、わからへんっ…………………！！！！」
廉がやっと発した一言。
紫耀「…は？こっちが廉の言うてる意味わからへん…！」
廉「俺やって好きでこんなんしてるわけやないっ……！！」
廉「Aを守るためにやってるんやっ……！！！
幼馴染みならそれくらい気付いてや………。」
廉の言葉に一瞬戸惑った。
廉には廉なりの何かがあることも分かった。
けど……
ﾊﾞｼｯ
廉「……いった…、何すんねんっ……！！」
紫耀「廉ってほんまアホなんちゃうっ！？Aを守るため
とか一人カッコつけて俺達から離れてっ…！
廉のその決断でどれだけAが泣いて、例えきれないくらい
苦しんだと思ってんっ！？」
廉「………っ…！？」
紫耀「結局、廉は守るとか言っといて一番傷つけてるのわからへんっ！？
自分が守るって決めたたった一人の奴さえ守ってやれてないなんて
誰一人、よかった事なんてないやんかっ………！！」
______________________________
___あの時なんで廉がああいう決断をしたのか
俺は分かった。例えそれが間違っているとしても……。
……ごめん、A…。
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れんちゃむ - みさきさん» そんなにすぐ好きになって頂けてとっても嬉しいですっ！更新、遅いかも知れませんがこれからも胸キュンをお伝え出来るよう精一杯頑張りますっ！長文コメント嬉しかったです（*'‐'*) (2017年3月25日 22時) (
レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - れいさん» ありがとうございますっ。更新は前よりは減るかも知れませんが、皆さんのご期待に応えられるよう頑張りますっ！！ (2017年3月25日 22時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 私今日この小説を読み始めました！切なくてキュンとするこの小説が凄く大好きになりました！例えhit数が伸びなくてもれんちゃむさんのファンはずっとついています！なので少しずつでいいので更新待ってます！ (2017年3月25日 21時) (レス) id: d2ac0479b3 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - いつも楽しみに待っていました！だから頑張ってください！！応援しています。 (2017年3月25日 20時) (レス) id: e7b76a8094 (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - あなちゃんさん» あなちゃん……。ホントありがとうね。くじけないで頑張るねっ！(ノ_・、) (2017年3月25日 19時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんちゃむ | 作成日時：2017年2月28日 19時
