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瑠璃side
「……瑠璃?私、やっぱただの遊びだったのかな……。」
……少し冷静になりたいから屋上行く。と言ったAの
後を着いてきた。
瑠「そんなことないよっ!!……だって、だってっ!
Aといるときの永瀬先輩の顔はいっつも笑顔だったっ。」
フェンスに寄り掛かりながら空を見上げてた
切ない瞳を私に向けて聞いてきた。
「私ね…最初はあんな冷酷悪魔みたいな奴大っ嫌いだった。」
瑠「………?」
それから少し黙り込んですぅーっと息を吸ってこう言った。
「……いつからこんなにも廉のことが好きになったんだろうねっ、」
瑠「……っ?」
大きな声を出して泣きたい気持ちをはぐらかして
いるように私には見えた。でもその声はどことなく切なかった。
「仮の彼女を任されたあの日からいつの間にかこんなにも廉が
必要になってた。」
「あのツンデレな性格も、意外とシャイなところも、
仮だろうと私を一生懸命助けてくれたところも、照れると顔が紅くなるところも
……あの、笑顔も、憎たらしいくらいのかっこよさも、
私を見つめる瞳も………。」
「全部、ぜーんぶっ、大好きになってたっ……!」
話してる途中からポロポロと涙を真っ白な
肌に零して今にも透けて消えそうなころっとした瞳に
いっぱい雫が溜まってた。
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れんちゃむ - みさきさん» そんなにすぐ好きになって頂けてとっても嬉しいですっ!更新、遅いかも知れませんがこれからも胸キュンをお伝え出来るよう精一杯頑張りますっ!長文コメント嬉しかったです(*'‐'*) (2017年3月25日 22時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - れいさん» ありがとうございますっ。更新は前よりは減るかも知れませんが、皆さんのご期待に応えられるよう頑張りますっ!! (2017年3月25日 22時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 私今日この小説を読み始めました!切なくてキュンとするこの小説が凄く大好きになりました!例えhit数が伸びなくてもれんちゃむさんのファンはずっとついています!なので少しずつでいいので更新待ってます! (2017年3月25日 21時) (レス) id: d2ac0479b3 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - いつも楽しみに待っていました!だから頑張ってください!!応援しています。 (2017年3月25日 20時) (レス) id: e7b76a8094 (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - あなちゃんさん» あなちゃん……。ホントありがとうね。くじけないで頑張るねっ!(ノ_・、) (2017年3月25日 19時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れんちゃむ | 作成日時:2017年2月28日 19時