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紫耀side
紫「うわぁっ!ごめんなぁ?」
廉を探しながら走ってたとき
正面から俺と同じように走って来る誰かとぶつかって
そう謝った。
その子はちょっと小柄でふわっと甘い香りがした。
なんだかその香りは新鮮で、でもどこか懐かしい。
見覚えのある髪型だった。
誰何やろ?そう思って君の顔を見ると
「……あ、あれ?……平野先輩っ……?」
紫「あぁぁぁ!Aちゃんっ!」
ぶつかった子がAちゃんだったって事より
Aちゃんの大きなビー玉みたいなくりっとした瞳に
透明な雫が今にも溢れそうなくらいまぶたに溜まってる事に
驚いてどうしたらいいか分からなかった。
紫「…ど、どないしたん〜?ほらほら泣かんといて…?」
女の子に目の前で泣かれるのは初めてだから
なんて言ってあげたらいいか分からずあたふたして聞いた。
「……れ、れん、がっ……居なくなったっ!!」
まぶたいっぱいに溜めてた涙の大粒の雫を
その涙混じりの声と一緒にぽたぽたと零した。
「…教室に行っても居なくて…っ。れんはどこっ!?
廉…いつも人前だと顔色一つ変えないのに……慌てて帰ったって……。」
「絶対っ!なにかあったんだってっ!…フッ…ヒック…」
大声を出してそういったAちゃん。
…廉、お前にはこんなに理解してくれる奴がいるんやで?
紫「ま、まず落ち着いてやぁ。なぁ?
AちゃんLINE見た?」
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れんちゃむ - みさきさん» そんなにすぐ好きになって頂けてとっても嬉しいですっ!更新、遅いかも知れませんがこれからも胸キュンをお伝え出来るよう精一杯頑張りますっ!長文コメント嬉しかったです(*'‐'*) (2017年3月25日 22時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - れいさん» ありがとうございますっ。更新は前よりは減るかも知れませんが、皆さんのご期待に応えられるよう頑張りますっ!! (2017年3月25日 22時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 私今日この小説を読み始めました!切なくてキュンとするこの小説が凄く大好きになりました!例えhit数が伸びなくてもれんちゃむさんのファンはずっとついています!なので少しずつでいいので更新待ってます! (2017年3月25日 21時) (レス) id: d2ac0479b3 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - いつも楽しみに待っていました!だから頑張ってください!!応援しています。 (2017年3月25日 20時) (レス) id: e7b76a8094 (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - あなちゃんさん» あなちゃん……。ホントありがとうね。くじけないで頑張るねっ!(ノ_・、) (2017年3月25日 19時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れんちゃむ | 作成日時:2017年2月28日 19時