＊３３ ページ35
しばらくして
私から腕をゆっくり解いた。
｢ねぇ。廉。ここって病院？｣
真っ白なカーテンと
シーツに包まれている私。
廉｢そうや。Aが急に倒れ込む
から急いでここまできたんや。｣
｢ありがとう。あのさ、なんで廉は
…帰ってなかったの？｣
廉｢…いつも文句言っても絶対一緒に帰るやろ？
なのに今日は違った。｣
廉｢やから、何かあったんやないかって思ってな。
教室で待っとった。｣
なんで廉はそんなに鋭いの。
何回廉に助けられればいいのよ。
｢で、でもなんであそこがわかったの？｣
廉｢用事言うても校内やろ？バックもあったし
帰ってないやろなぁって思って歩き回ってた。｣
廉｢そしたら、体育館裏から大声聞こえて
言ったらAが俺のせいで危ないめあっとってな。｣
｢そっか。ごめんね、迷惑かけて。｣
これは本音。
いつも廉には迷惑かけてると思うし、
第一廉も危なかったかもしれないじゃん。
廉｢Aが謝ることやないっ！俺のせいなんやから。｣
そういってくれる廉はいっつも自分が
悪いって言う。
なんで何だろ。
それより
｢廉？あのさ、先輩、どうなった？｣
私の一言で少しの沈黙。
いつもなら引き下がるけど今日はさすがの
私でもしっかり聞くまで絶対に待つ。
そしたら硬く閉まっていた廉の口が
徐々に開いてきてこう言った。
廉｢…大丈夫やで。俺がしっかり言っとったから。｣
__それだけ？
なんか廉らしくない。
｢何がどうなって？｣
廉｢…ん〜。なんか恥ずいから言わへんっ。｣
少し頬を紅く染めてそういった廉。
まぁいっか、そのことは今度でも。
__でも何かを忘れてる
__何だっけ
そうだっ____
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れんちゃむ - あなちゃんさん» よっ！お星様ありがとうー！！！感謝っ！！てか来るのはぇー（笑）あなちゃんの小説にもコメントしとくから！d(@^∇ﾟ)/ﾌｧｲﾄｯ♪ (2017年3月11日 23時) (
レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
あなちゃん(プロフ) - はろはろ！面白いねっ！お星様しといた！ (2017年3月11日 23時) (レス) id: a584e3a8a5 (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - 妃奈さん» うん！頑張るっ！！（＞ｗ＜ ） (2017年3月3日 23時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
妃奈 - れんちゃむさん» これからも頑張って！ (2017年3月3日 19時) (レス) id: 8ed153a6c8 (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃむ - 妃奈さん» ありがと！ありがと！現在総合６３位とか嬉しすぎ！ (2017年2月28日 19時) (レス) id: 4ca49d1eac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れんちゃむ | 作成日時：2017年1月15日 22時
