せくしーたち7

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風磨side

兄さんたちにお仕置きされて、もう相変わらずのキツさなんだけど、中島が珍しい。いつもならお仕置き終わったら絶対謝って、礼儀正しくしてんのに、今日はすぐ寝た。疲れてんだなあ。

「風磨、もうすぐ3人戻ってくるからケツ直しとき？擦れて痛いかもやけど見られんのとどっち取るかやな。」
大倉くんに言われてそりゃ慌てて隠す。中島、完全に寝てるけど。

ガチャ
「うわあぁぁぁん！けっとくん！ふまくん！」
号泣してる勝利と、その勝利にちょっと引いてる聡マリが入ってきた。

「勝利？おいで。頑張ったね。」
中島寝てるから。抱き締めてやって、あやす。いつも中島が言ってるけど、ほんっとにただの子どもだな。
「頑張ったぁ！」
「うん。偉かったな。ごめんな。止めてくれてありがとな。」

「松島もマリも、ごめんな。で、ありがと。」
「...健人くん寝てんの？」
「疲れてんだよ。寝かしといてあげて。」
一応出しっぱは可哀想だから3人が来る直前にバスタオルかけといてやった。やっぱ最年長の威厳がな。

しばらく時間もたって、いつまでも居座るわけにいかないから中島を起こす。
「中島！中島！帰るよ！」
「...え？」
「ほら。早くケツしまって！」
そう言ったら思い出したらしい。急に焦って隠してる。うまく隠せたらしい。3人には見えないように。

「ぁ！ご迷惑お掛けしました！すみませんでした！」
いつもの中島に戻ったみたい。
5人で楽屋に戻った。

「勝利、大丈夫？頑張ったね。ごめんね。」
まだちょっとグスグスしてる勝利を慰めてやってる。

「松島、マリウス、おいで。」
俺は聡マリを甘やかす。うん。かわいい。

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