せくしーたち4

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健人side

厳しいかなって思ったけど、逃げるってことはどういうことかそろそろ分からせないとと思って。もとのお仕置きが少ないから今回なら丁度いいかな。

「勝利、全部で何回かわかる？」
「...やだぁ！」
「逃げなかったら4回だった。言ってごらん。何回？」
「...ひゃっ160？」

もう涙目で俺を見てくる。
「逃げるってことはそういうことだ。反省する気なかったんだろ？20回の積み重ねだ。7日逃げたんだから。」

今度は菊池を助けてほしそうに見てる。
「俺は助けないよ。そろそろ分かるべきだ。逃げたらどうなるか。まずはイタズラの4回から。」
菊池がそう言って2回叩いて俺も2回。

勝利は絶望してんのか何なのか黙ってた。
「構ってもらえてないと思ったなら口で言いなさい。そしたらもっと気にするから。それから逃げた分。」
俺はさっさと勝利を膝に乗せてケツを出した。

バチィィィン！パシィィィィン！パアァァァン！
30回目くらいからしくしく泣き始めて、50回を超える頃には大泣き。

「うわあぁぁぁぁん！！やだあぁぁ！」

60回叩いて手を止める。
「これで3日分。あと4日だな。こうして欲しかったんだろ？イタズラで気を引くってことは俺らにお仕置きされたかったってことだろ？それに逃げるってことはもっとされたかったってことだ。どうだ？」

「やだあぁぁぁぁ！ごめんなさいぃぃ！！」
「よし４日目からな。」

バシィィィィン！パチィィィン！！

「菊池と交代。あとは菊池にやってもらいな。」
俺は勝利の頭を撫でて菊池のとこに連れていった。
「あと40回だから。よろしく。」

菊池嫌そうだな。まぁ号泣してるしケツはもう真っ赤だしな。
「ふぅまくんんん！やだあぁぁぁ！」
「...勝利。落ち着け。」
そうやってしばらく叩かずに落ち着かせてた。

「じゃああと40回。耐えなさい。」
バチイィィン！パシィィィィン！
「やだあぁぁぁぁ！ぎゃあぁぁぁ！」

きっちり40回。勝利は泣いてたけど。

「勝利、もういいよ。これからは逃げたりするな。な？」
「ぅん。」
「構ってほしいって思わせたのは申し訳なかった。でも口で言え。それに外での仕事多かったから疲れちゃったんじゃないか？」
「...うんっ」

そ。勝利も外仕事が増えてて、甘える人がいなかったんだと思う。だから目一杯甘やかしたし構ってやった。しばらく続けてたら。

「も、いい。」
って腕を抜けて出ていっちゃった。ツンデレだな。かわいい。

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