風邪引きZone【６】

★ ページ39

健人さいど
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健「頭痛い？」

勝「うん…」

健「聡も具合悪いしって言えなかった？ごめんね」

勝「まだいけるかなって思ってたんだけど…」

強い子だもんね
頑張って強くいようって
具合悪い時くらい素直に言ってくれればいいのに

健「少し目つぶっててもいいよ？髪崩れたら俺後で直してあげるから」

そう言うと遠慮がちに俺の方に首を傾けた
勝利なりの甘えなんだろうけど、ちょっと遠慮しちゃうのも可愛い

健「いいよ？寄りかかってて」

勝「ごめん…ありがとう」

少し休んでちょっとでも落ち着くといいけど
勝利がいる方とは反対の手で、まだ遠慮がちな勝利の頭を俺の肩に乗せた


風「あ、いた」

勝利が眠ってから少しすると、控え室から風磨が出てきた

風「勝利寝てんの？」

健「頭痛かったみたい。言えなかったらしくて、少し休ませてる」

風「まじか。俺も気づかなかったわ…」

風磨が申し訳なさそうな顔をする
勝利は眠れてるみたいで、俺らが喋ってても起きない

風「松島がそろそろいけるって、起きてるんだけど」

健「あ、ほんと？じゃあ先やっててよ。俺勝利起きたら行くから。スタッフさんに言っといて」

風「ん、わかった」

それからまた少しすると、風磨が聡とマリウスも一緒にまた出てきた

聡「勝利大丈夫…？」

健「大丈夫大丈夫。熱はなさそうだし。聡は自分の体調治すこと考えな」

聡「うん…。とりあえず撮影行ってくるね」

健「いってらっしゃい」

まだ聡も本調子ではなさそう

マ「聡ちゃん待って！ゆっくりで大丈夫だから！」

風「勝利起きるから。静かに」

1人体調悪いとは思えないくらい、バタバタと撮影に向かった

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