風邪引きZone【６】

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風磨さいど
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何となく朝から体調良くなくて
明確に何か症状があるわけじゃなくてただの疲れかなって、騙し騙しリハーサルに参加した

少し頭がぼーっとしてたけど何とか持ち堪えてた

でもダンスナンバーが続くとさすがにきつくて

風「はぁ…っ…はぁっ…」

勝「風磨くん…？大丈夫ですか？」

勝利に顔を覗き込まれたけど正直それどころじゃない
フラフラしてて立ってるので精一杯

健「ん、風磨きつい？具合悪そうか。ちょっと休憩もらってもいいですか？」

中島に全体重預けるような形でステージから降ろしてもらった

風「ふぅ…」

健「１回座る？どんな感じに具合悪い？」

ステージ下のパイプ椅子に座らせてもらう

風「頭痛い…」

頭痛くて…フラフラする

健「熱はないし…疲れちゃったかな」

中島が衣装の首元とかを緩めてくれた

健「あ、酸欠っぽいかな…？」

俺の今の頭じゃこの症状が何なのか考えられないけど中島の中で何か合致したらしい

健「ずっと踊ってたし今日人多かったしね。１回控え室の方まで戻ろうか」

ゆっくり支えてもらって控え室に戻った

健「あの窓って開けていいのかな？いっか、開けちゃえ」

控え室の上の方にある窓を中島が椅子に登って開けた
ずっと篭ってたから新鮮な空気が入って気持ちいい

健「まだ顔色もちょっと悪いね。少し休んでから出来そうだったら戻ろっか」

風「ん…」

俺の隣に中島が座って背中をさすってくれた

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