風邪引きZone【５】

☆ ページ20

健人さいど
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ずっとふらふらするのは感じてたけど
風磨も１人の現場で頑張ってたんだから俺が休んでる場合じゃないって
勝利たちだって個々に仕事をいただける機会が増えてきて

自分に暗示かけて１日仕事をやりきった

健「っ…」

騙し騙し仕事をこなした後はもう立つことも危なくて
その後の記憶はもう病室だった

…１人の病室、ちょっと寂しい

聡「あ、起きてた」

健「聡、来てくれたんだ」

翌日、仕事終わったメンバーから徐々にお見舞いに来てくれて

聡「具合どう？まだきつい？」

健「いや、かなり良くなったよ。心配かけてごめんな」

勝「聡来てたんだ。健人くん大丈夫ですか？」

勝利も病室に顔を出してくれた

健「うん。もうかなり良くなったから。ごめんね」

勝「謝るなら風磨くんに謝ってください。珍しく誰よりも焦ってたんで」

風磨が？珍しいな…
まあ１人の現場が続く中でメンバーが倒れたなんて聞きたくないよね

健「わかった。ありがとう」

このあと少し３人で話して、マリウスは学校が終わってから来てくれた

マ「けんてぃー？起きてる？」

健「マリウス、来てくれたんだ。退院はまだだけどもう大丈夫だよ。心配かけちゃったね」

マ「よかったー…。ボク急いで帰ってきたんだよ？」

健「そっかそっか。ありがとね」

最初は控えめに入ってきたのに、俺の体調が良いとわかると学校であったことをたくさん話してくれる
風磨はきっと遅くまで仕事だ

トントン…

健「はい？」

面会時間も終了間近、もうほとんど人が出入りしない時間に部屋のドアがノックされた

風「ごめん、遅くなって」

そこから顔を出したのは遅くまで仕事だと思ってた風磨だった

健「風磨！仕事は？」

風「このあと戻る」

健「そっか。わざわざありがとう」

仕事の合間を縫って来てくれたみたい

風「具合は？」

健「もう大丈夫。焦らせちゃってごめんね」

焦ったこと何で知ってんのって顔してて面白い

風「でもまぁよかった、元気そうで。別に身内いなくたってきつい時はどうしようもないんだからちゃんと言わないと」

健「はい…」

ちょっと怒られて(笑)
他愛のない話をして
風磨が仕事の時間になってまた帰っていく

２日後にはもう良くなって無事退院

風「ちゃんと飯食ってる？」

健「うん。昨日もみんなでご飯行ったし」

勝「また倒れないでくださいね？」

健「はーい」

当分５人揃う時は過保護なメンバーからの監視が入りました(笑)

End

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