風邪引きZone【４】

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勝利さいど
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大野「…勝利…」

勝「ん…」

大野「起きられる？少しご飯食わない？」

大野くんに起こされると最後に時計を見た時から２時間も経ってて

勝「あ！ごめんなさい…すごい寝ちゃった…」

大野「いやいいんだよ。寝なきゃ熱下がんないし。具合どう？」

勝「少し楽になった気がします」

大野「そうかそうか。よかった。少し食おうか」

大野くんが雑炊を作ってくださったらしい
すごくいい香りで美味しそう

勝「美味しそう…！」

大野「おいら特製雑炊だからね。はい、どうぞ」

勝「いただきます」

大野「熱いから気をつけて」

一口食べるとふわっと口の中に優しい味が広がる
味付けもちょうどよかった

大野「味どうかな？体調悪い時にあんまり味濃くてもきついかなと思って少し薄くしちゃったんだけど…」

勝「すごい美味しいです！もう少しいただいてもいいですか？」

大野「おぉ、食欲あってよかった」

大野くんがよそってくださった
料亭のご飯みたい
まだ少し熱っぽさは残るけど体調もだいぶ良くなったし

大野「すげぇ、空っぽだ！たくさん食べてくれてよかったー」

２人で食べて空になった鍋を見て大野くんが嬉しそうに笑う

勝「ご飯まで作っていただいちゃってほんと申し訳ないです…」

大野「いやいや。冷えピタだけ変えよっか。今日はうちで寝な。明日送ってくから。あ、あとこれ薬ね」

1度はもちろんお断りした
薬まで面倒見ていただいた上に申し訳ない
でも…

大野「落ち着かないかもしれないけど、今下がって来てるから、無理して帰らないで休みな」

こう言ってくださるからお言葉に甘えることにした

大野「ジャージこれでいいかい？」

勝「あっ、はい！ありがとうございます…」

受け取りに行こうと思ってソファーから立ち上がると

大野「あー！いい、いい。持ってくから。今日はゆっくり休む！」

勝「ほんとすみません…」

お陰様で翌日には熱もすっかり下がって

大野「よかったー。俺連れてきて緊張させちゃって治んなかったらどうしようかと思った」

勝「ほんとにありがとうございました!!今度何かお礼とかさせてください…」

大野「いいよそんなの。俺が勝手に連れてきたんだもん。じゃあまた俺らの番組来てよ。ついでに勝利たちのファン俺らが貰うから(笑)」

勝「とんでもないです！是非お邪魔させてください！」

緊張したし申し訳なさすぎたけどちょっと楽しかった
ほんと、何か今度お礼しなきゃね

End

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