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『体の貸し借りは簡単。
≪助けて≫って言うだけ。
そうすると、君の体に自分が入れる。』
簡単でしょ？とニコニコしているミロワール。
「そしたら私は、、、、、、」
『君は第三者として見てるんだ。
君の体が傷つけられても、君は痛くない。”何も感じない”』
『貸してくれたら二人で約束をしよう。
約束っていうか、目標、願いみたいなもの。
例えば«あいつを殺してほしい。»«国を滅ぼしてほしい。»とか
なんでもいいんだよ。
どんなものでも。』
ミロワールは遠くを見るような目をしていた。
どこか昔を見ているようだった。
声が出ない。
『今すぐっていうわけじゃない。
≪助けて≫って言ったらすぐに来るから。』
ミロワールは右手を出すと、そこから黒い霧が出てきた。
だんだん瞼が重くなってきた・・・・・。
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作者名：もゆ | 作者ホームページ：http:///uranai.nosv.org/personal.php?t=szrpp39kps41
作成日時：2022年12月10日 17時
