予告状を君に【zm】 (ページ7)

今日:4 hit、昨日:16 hit、合計:7,157 hit

７ページ7

「話戻すけど、今回予告した〇×美術館うちの近くなんだよね」

『ホントじゃん！！』

私は驚いて大声を出す。学食にいた生徒がこちらをチラッと見る。

五月蠅くして、すみません。

けど、近くで我々怪盗団がイタズラするんだよ？！すごくない！？

「行く？」

『行くに決まってるじゃん！』

「じゃぁ、時間決めようよ。」

そう言って(友1)はスマホで地図を見せる。

「予告時間は22時だからー、その前には美術館の中に我々怪盗団がいるんでしょ？だから美術館に入れば会えるかもね」

『でも、予告状届いたから、封鎖するんじゃない？』

「だよねー。なら、美術館の近くにある、カフェで……」

zm「そんなとこに怪盗団は来ないし、見れないで。見るとしたら、ここのショッピングモールの屋上からやな」

『え？』

ポカンとしていたら鳥井君は同じ言葉をもう一度言う。
君が言ってることは、分かってるよ。安心して。

『わかるの？』

zm「……勘」

勘かよ……。

「屋上ねー。確かに、美術館からは近いからいいかも…

よし、決まり！！21時にショッピングモールの屋上ね！」

鳥井君の勘を信じていいのか。わが友よ。