予告状を君に【zm】 (ページ15)

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出し物が決まった。

ふーと一息。

何もしていないのに疲れた。

(友１)は飲み物を買いに行ってしまったのでスマホをいじり、我々怪盗団のニュースを見る。

ゾム様の話でネットは盛り上がっている。

『はー。すごいな』

人気者はすごい。

zm「なあ。A」

『っ！なに？鳥井君』

びっくりした。

zm「あの………。昼休憩のときに一緒に飯買いに行かん？」

『え。』

嫌だ。かわいそうだけど鳥井君に伝える。

『いｙ』

「え？！一緒に行こう！」

『は？』

(友１)めっ…

鳥井君は少し複雑な顔をして「わかった」と言った。

そんな顔を見て(友１)はゾム君に小声で何か言っていた。

興味がないので視線をスマホに移した。

お、アイドルのシャオロンさんのドームツアーが決定したんだ。

zm「そういえば！Aの推しのゾムが予告状だしたそうやな」

『そうだけど？』

zm「どう思う？A？」

『なにが？』

zm「自分に予告状がきたら嬉しいんか？」

(友１)も気になると言って身を乗り出す。

私は少し考えてから口を開く。

『嬉しいっちゃ嬉しいけど。でも、』

「でも？」

『相手はなんで私に予告状を渡したのかわからないから少し怖いかも』

zm「そっか。そうやな」

鳥井君に何でこんな質問をしたのかと聞きたかったが聞かなかった。