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テーブル席座ってると、じろじろ、視線を感じた
「あ、あの子、あの美男美女カップルの！」
「めっちゃかわいかったよね！」
「あんな彼氏ほしい〜！」
ひそひそ…っていうより、話しかけちゃう？みたいなノリになってきてる
うわ…困るよ…
下向いて話しかけるなオーラを出した…つもりだったんだけど話しかけられてしまった
「あの〜、さっきの人彼氏ですよね？めっちゃかわいいですね〜！」
「えっと…彼氏…じゃないです」
「えっ、そうなんですか？」
「はい…」
そこで戻ってきた海人くん
「Aちゃん？友達〜？」
「あ、海人くん、えっと…」
「付き合ってないんですか〜？かっこいいですよね！」
「ほんと美男美女って感じで！うらやましくて〜！」
様子を悟ったように海人くんは目配せして、
「わ〜、ありがとうございます〜。まだ付き合ってはないんですよね〜！」
「きゃー！まだって〜！」
「わ、そういうことですか！」
きゃっきゃしだす女の子たち。
海人くんも仲良さそうで…
私が追いつけない話をどんどんしてて置いてけぼり状態。
ちょっと悲しくなってくる
「じゃ、もう行きますねー！」
「お話してくれてありがとうございました！」
ばいばーいって女の子たちに手を振る海人くん
「Aちゃん？どうしたの？」
「……なんでも、ない。……んぐっ」
口をむにゅってされて、うまく喋れない
「な、なにふんの」
「ちょっと怒った顔してた。もしかして、やきもち？」
「ほんなことないひ」
「ほんとに？」
「いひゃい！」
解放された口。
「ほんとう？」
「だって海人くん私と話しに来たのに…」
そう言うと、海人くんが、わらった
はっとした
見間違いじゃない。ぜったいに。
あれは好きな人を見る目だった
小さい頃から勘だけは鋭くて、好意を抱いてくれてる、とか、なんとなく嫌われてる、とか区別して人付き合いをしてきた
そのおかげで当たり障りなく平凡に生活してきたんだ
意識すると海人くんの行動すべてがそれにしか思えなくなってくる
申し訳なくて恥ずかしくて、下を向いた
"もう海人くんと笑い合ったりはできない"
直感めいたその予感は確信に変わっていく
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続く (更新停止中)
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k(プロフ) - 楽さん» とってもとっても嬉しいです…ありがとうございます (2018年3月10日 22時) (
レス) id: 1c872dbf8c (このIDを非表示/違反報告)
楽 - めっちゃおもしろかったです。(≧▽≦)もう、見てるだけでドキドキが止まらないほど、すっごくキュンキュンしました。 (2018年3月10日 18時) (レス) id: ffd776ae7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：k | 作成日時：2018年3月8日 17時
