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「Aちゃん…Aちゃん…ねぇ…」
「ん…」
「ふふ、ね・す・ぎ！」
眠くなる5時間目、海人くんに起こされる
むーっとしてたら、海人くんからノートの切れ端が届いて。
〈今日、ドーナツ食べに行かない？〉
くるっと勢いよく海人くんに向き直る
「い・く！！！」
ひそひそ声、めいっぱい口を開けて、伝える
海人くんは嬉しい！って感じの顔で音を立てずに口を開けて笑った
「そこ、なに喋ってるんだ！授業中だぞ！」
ひっ
「す、すいません…」
「はは！」
「あの先生〜やけに目良いよね〜、もー」
「さっきのは俺のせいだよね、ごめごめ！」
「あ、それは謝ってない！」
「ドーナツおごるって！」
「むむ、じゃあ許してしんぜよう」
「はは〜、ありがたきしあわせ〜」
ふたりでぶらぶら駅に向かってる
…ん？これ制服デートってやつ？
あ、でもデートじゃないから違うか
れんくんと制服デート……
ふと想像してしまって、ぶんぶんと首を振って忘れる
高校生になったら、何となくやりたいなぁってこと。
今はそれ全部、れんくんとやりたい。
でもそれ恥ずかしすぎるし幸せすぎてどうにかなる…
「わ〜！！これ！これがいい！あーでもこれもー！」
「わ、見て見てかわいい！くまさんだよ〜」
「ほんとだ〜！！目チョコだ！」
きゃっきゃして、女の子同士で話してるみたい
海人くんといると素が出ちゃって楽しくって困る
周りがなーんも見えなくなっちゃうくらい楽しいの
「んん〜…ほんと迷う…」
「どれとどれ？」
「えーとね、これとこれ」
「じゃあ俺これにするから半分こしよ！」
「わ！ありがと、海人くん！」
「しかも今日俺のおごりだし！」
「わーい！」
「席座ってて待ってて？」
「うん」
海人くんが頼んでる間に、席を探す
席空いてないから、二階行くね〜って目配せして伝えて、階段を上った
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k(プロフ) - 楽さん» とってもとっても嬉しいです…ありがとうございます (2018年3月10日 22時) (
レス) id: 1c872dbf8c (このIDを非表示/違反報告)
楽 - めっちゃおもしろかったです。(≧▽≦)もう、見てるだけでドキドキが止まらないほど、すっごくキュンキュンしました。 (2018年3月10日 18時) (レス) id: ffd776ae7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：k | 作成日時：2018年3月8日 17時
