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「行ってきます」
「いってらっしゃい」
おめかしをして出掛ける私に不信感を持ったはずなのに、平野くんは何も聞かず送り出してくれた
海人くん太鼓判の白いワンピースに身を包んで、真っ赤な靴に、下ろして整えた長い髪。
歩いているとなびく髪を感じて、その心地よさに、れんくんと初めて会った日をふと思い出す
あの日と、同じような優しい風。
待ち合わせ場所には、久しぶりに会うれんくんがいた
洒落たワンポイントが入ってる白いTシャツに、ダメージジーンズ、斜めがけの小さなバッグは黒色で、灰色のスニーカーとよく合っていた
それで、やっぱり、すっごくかっこよかった
キラキラキラキラ、髪の毛が日の光を浴びてきらめいている
私に気付いたれんくんは、「おっす」と左手をあげてから、近づいてくる
こっちに向かって歩いてくる彼はとても綺麗
初めて会ったときみたいだ。
見惚れてしまうくらいに綺麗
思い出してくふふと笑っていると、どんどん歩いて近づいてきた彼は止まらずに、顔をぐいと近づけた
れんくんの鼻まで、10センチ
わ〜〜！！近い近い近い！
さっきまで優雅に笑ってた私はどこへやら、心臓のドキドキが止まらない
ばっくん、ばっくん、聞こえてしまいそう…
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k(プロフ) - 楽さん» とってもとっても嬉しいです…ありがとうございます (2018年3月10日 22時) (
レス) id: 1c872dbf8c (このIDを非表示/違反報告)
楽 - めっちゃおもしろかったです。(≧▽≦)もう、見てるだけでドキドキが止まらないほど、すっごくキュンキュンしました。 (2018年3月10日 18時) (レス) id: ffd776ae7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：k | 作成日時：2018年3月8日 17時
