文化祭 ページ9
ついに迎えた劇本番
健人くんと中本先輩が主役ということもあり
客の数がはんぱない
なんてったって王子様姿の健人くん
ほんっっとにかっこいいです//////
劇は進み、いよいよクライマックス
健「これで目を覚まして、姫」
え……
「「「きゃあああああああ!!!」」」
台本では
2人がキス
するフリをするはずだったのに
キス……してる…
パチパチパチパチパチパチ
劇は大成功
その後のことはあまり覚えていない
ただ気がつくと
1人で屋上にきてた
聡「あ!いた!A先輩!」
あ「……っ…。あっ!聡くん…」
聡「…泣いてるの?」
あ「泣いてない!ちょっと目がかゆくて…」
聡「…よし!今日は僕と回りましょう!」
あ「え、でも…」
聡「あーもう!焼きそば奢りますから!
僕についてきてください!」
あ「聡くん…ありがとう」
聡「////// あ、いや、あの、ほら!行くよ!」
あ「うん!!」
なんていい後輩を持ったんだろう
そのあとは
ほんとに焼きそばを奢ってくれて
フォトスペースで写真を撮ったり
ステージ発表を見たりして
すごく楽しい時間を過ごしていた
健「A!ここにいたんだ!探したんだよ」
あ「あ…、健人く……っ」
聡「すいませんキャプテン」
健「あ、松!お疲れ様!」
聡「今日は…俺がA先輩と回ります」
健「いや、でも俺ら約束してるし。な?」
あ「…っ…。」
聡「先輩……逃げよっか」
あ「え?」
健「あ!ちょっ、おいっ!」
そういって聡くんは
私の手を引いて
屋上まで走ってくれた
多分わたしが今にも泣きそうなのを
気づいてくれたんだね
聡「ハァハァ
ここまでくれば大丈夫っしょ」
あ「ありがとう…ハァハァ」
聡「泣いてるのは…キャプテンのせいですか?」
あ「……」
聡「僕にすればいいのに」
あ「…え?」
ギュッ
気づいたら
聡くんの腕の中にいた
聡「俺……A先輩のことが好きです」
私の体は勝手に
聡くんの腕をすり抜けて
ただひたすらに走っていた
どうしたらいいかわからなくて
聡くんを屋上に置いてきたまま
ただただ走った
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みぃちゃにき(プロフ) - マイきっさん» コメントありがとうございます!ご期待に添えるよう、がんばります! (2017年10月30日 21時) (レス) id: f3dfe724f2 (このIDを非表示/違反報告)
マイきっ - 次の展開が気になりすぎです。これからも更新頑張ってください! (2017年10月29日 23時) (レス) id: 4e90526a10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぉーん | 作成日時:2017年10月29日 18時