恋、ですか？

迫るテスト ページ14

あ「A、完全に復活〜〜！」

り「わぁぁぁ！おかえり！もう大丈夫なの？」

あ「うん！もう全然平気！遊びまくるぞ〜！」

勝「そんなこと言える余裕あんの？もうすぐテストだけど」




そうなんです。実はもうすぐテスト


今回も当然のごとくノー勉です


余裕ぶっこいてます



あ「しょ、勝利…もしよければ勉強を…」

勝「は？やだよ。自分でやって」

あ「風磨ぁ」

風「なんだよまたかよ笑 じゃあ明日やろうよ」

あ「やったああ！ありがとう風磨(泣)」

風「ってかキャプテンに見てもらえよ彼氏なんだから」

あ「だって健人くん受験生だしさ、頼みづらいよ」

風「あー、そっかそっか。

あ！」

あ「え、なに？」

風「いや〜、俺ってばいいこと思いついた」

あ「何よーきになるじゃん！」

風「まぁまぁ笑 じゃ、明日なー」



風磨。何企んでるんだろう…





ーーーーーー翌日ーーーーーーーーーーーーーーー




あ「風磨！今日からよろしくお願いします！」

風「はいよ笑 で、どの教科？」

あ「えっとね、数学…」

聡「風磨くーん。きたよー…あ、先輩…」

風「よっ、まっしま」

あ「…久しぶりだね、聡くん」

聡「元気そうでよかったです！」

風「まっしまもテストやばいっつーからさ笑」

あ「あ、そ、そっか」



聡くんとちゃんと話すのは


文化祭ぶり


気まずいなぁ


あれ…でも…



聡「風磨くん、ここは？」

風「ここは、Ｘの値を代入して…」




目が、合わない


いや、わたしだってさ


多少は意識しちゃうじゃん


告白…してくれたんだし


でも


視線を感じて顔を上げても


聡くんと目が合うことはなかった



あ「わたし、帰るね」

風「え、もういいの？」

あ「うん。あとは自分でやるから。
ごめんね聡くん。お邪魔して」

聡「え、あ、いや、むしろ僕が…」





なんで…


こんなに気にしてるんだろう


私は健人くんの彼女なのに


聡くんのことを


意識せずにはいられない


聡くんが何か言いたそうだけど


帰ろう




バタン





風「なーにやってんだよ、まっしま」

聡「…風磨くんが先輩呼ぶから…」

風「悪ぃ。まさかそんな気まづいとは」

聡「いや、僕が悪いんだよ。告白…しなきゃよかったかなぁ」

風「…それでもさ、ちゃんと気持ち伝えたお前はすごいよ。見直したわ笑」

聡「…ありがとう風磨くん」

風「おし！アイス奢ってやるから帰るぞ〜」

聡「え！いいの！？わーーい、！」

風「ほんと単純なやつ笑」

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