恨んで、妬んで Fumaside ページ10
健人「あのさ、これでわかったんじゃないの?」
思い返せば返すほど、Aへの申し訳ない気持ちが募る。
自分が疲れたからって、
素っ気ない態度をとった
頑張って作ってくれた手料理。
食欲がなくて手をつけなかった。
記念日なのに
残業が長引いて朝帰り
それでも、
・
彼女はAだけ。
言い訳に聞こえるような気がして、
何も言わなかった
またねって言える俺は
もうここにはいない。
何をしてあげれるんだろう。
俺はこんなにも、
・
・
大好きなのに。
健人「菊池、切るね」
風磨「…………」
健人「もうAは、菊池のもんじゃないんだからね?」
風磨「んなこと、わかってるよ」
健人「じゃあ、もうどうでもいいんじゃない?」
風磨「勝手に……すれば、」
健人「確認するけど、
・
Aが俺の彼女になる、ってことだよ?」
さすがに言葉が詰まる
中島とは、縁があるなぁなんて思ってたけど
まさかここまでとはな
ぼんやりと考えていた
でも俺は、
その後何を話したのか、どうやって電話を切ったのか、
覚えていない
キャリアウーマン girlside→←後悔 Fumaside
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作者名:ことここあ | 作成日時:2022年3月10日 12時