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四十三粒。 ページ4

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「風磨」








仕事から帰ってきた風磨にぎゅっと抱き着くと
大きな手で抱きしめ返しながら
頭を撫でてくれた。








今日は結婚についての記者会見があって。




テレビで生放送されてたから私も見ていた。






風磨は堂々としていてかっこよかったけど、
記者さんたちの動揺している様子が伝わってきて。






やっぱり私たちのことは
世間にとっては衝撃だったんだなあと、
そう改めて考えてしまうあたり、
私は呑気すぎるかもしれない。













「A〜」






でもこんなデレデレした風磨を知ってる人は
きっと私しかいないと思うと、
なんだかどうでも良くなってしまう。















「風磨...ありがとう」




「ん?」




「私、何も出来なくて」




「...Aは何も気にしなくていい。
こういうことは俺が全部やるよ。
俺がめいを守るから」



















その言葉にぎゅっと胸が締め付けられて
苦しくなる。












「でもしばらくはなるべく外に出ないで欲しい。
Aと結婚してから
俺もバラエティーに呼ばれるようになってて
なかなか早く帰れない日が続くと思うんだよね。
外に記者がいるかもしれないから
Aはしばらく家でゆっくりしてて。」





「うん...わかった」




「ん。偉い」














その日は風磨と遅くまで愛を確かめあった。




大好きな風磨。



心配してくれるその目が優しくて、
だけど妖艶に変わるのがゾクゾクして
たまらないの。




.

四十四粒。→←八雫。



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ひなの_FmKn - このお話すごく大好きです...!応援してます! (2019年3月31日 16時) (レス) id: c768473685 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - お話読ませてもらいました!とってもいいお話で泣いてしまいました!続きも気になるので更新してほしいです! (2019年3月24日 14時) (レス) id: e1ff624753 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:YUi | 作成日時:2019年2月12日 14時

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