Tear drops.

三粒。 ページ3

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リハーサルを待つ待ち時間、
ジャニーズが話しかけてきた。






えーっと、名前なんだっけ。















「あの、よろしくお願いします。
同い年ですよね？タメでいいっすか？」





「...好きにどうぞ」




「どうも。
いやー嬉しいよ、
こんな有名で綺麗でスタイルが良くて
胸が大きい女優さんと共演できるとは...
しかも恋人役で」
















いや後半意味わかんないんだけど。















「ふふっ、冗談だよ冗談。」





「.........。」






「あ、いや胸の大きさは否定してないよ？
心配しないで」





「...それはどうも。」
















なんだこの男は...。









ちょっと話しただけで疲れた。

















「...あれ、もう行くの？」





「監督とお話したいことがあるので」
















これ以上この男といても
何のメリットもない。















「私共演者と仲良くしたりとかないので
無理に話しかけなくて大丈夫ですから」














本当の女優は、いや、俳優の演技は、
実際に好きでもない人でも
愛しているように見える。



今までもそうしてきた。








これからもそうするだけだ。























「...俺は、貴方が気になったから
話しかけてる。」






「.....」






「仲良くなりたいと思うから話す、
それだけだよ。」

























なんなんだ、この男。











ちょっと違う。





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