きゅう。 ページ9
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きらきらして、かっこよくて、
ソロ曲を披露する健人くんは
本物の王子さまみたいだった。
それから
健人くんは世界中の人を笑顔にできる
すばらしいことをしてるんだ、とも思った。
楽屋で待っていると、
メンバー5人が話しながらもどってくる声。
「お、A!ねえねえどうだった?」
「おつかれさま!楽しかったよ〜。」
そうくんマリちゃんは
明日早いからもう帰る!
ふまとしょーりは
慌ただしく次の仕事に向かっていった。
「...A。」
ぼうっとしていると
荷物をまとめおわったのか、
健人くんがなぜか遠慮がちに私を呼ぶ。
「あのさ、ほら、」
「...?
あ、わかった!」
「えっ!?」
「一緒に帰ろ。
ってさっきみたいに言うつもりでしょ?
さすがラブホリ王子!」
なんともいえない表情になった健人くん。
あれ、私なんか変なこと言った...?
「...ねえ、もう。
お前可愛すぎんだよばーか。
...そんなお前が大好きだよ?」
わ、生で聞けたーなんて
無邪気な感想を言おうと思ったのに。
「だから、」
「俺と結婚してください、A。」
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むー汰(プロフ) - おおおおおお、プロポーズ!!!!!すいません、でしゃばりました…。 (2016年11月13日 22時) (レス) id: d0dcff0a17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏奈 | 作成日時:2016年10月9日 21時