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じゅうご。 ページ15

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「...来て」










健人くんをベランダまでひっぱりだした。








怒っているとも悲しんでいるとも
喜んでいるともいえない表情だったからか、
健人くんも自然にだまった。













だって、


私のために考えてくれたことだから
怒れない。







だって、


大切に思ってくれて嬉しいから
悲しめない。







だって、


健人くんの夢を閉ざしてしまうから
喜べない。


















「...ねえ、健人くん」











なんとなくその顔が見れなくて、
ベランダから少し身を乗りだし背をむけた。












「ん...?」










少し不安そうな健人くんの声。














「普通、ってなんなのかな」





「え」










予想していた言葉と違っていたのか、
驚いているみたい。















「健人くんがいう普通の人ってなに?

私はいまの生活が楽しいし、満足してる。





健人くんのいうことが
健人くんじゃない人と
付き合ったら、ってことだとしたら
私はおかしいって思う。





だって私は、健人くんが一番だもん。


ほかの人とわざわざ比べたりしないし。








健人くんの人生だし、
はっきりと命令はできないけど…。








私はアイドル辞めてほしくない。」





「...A...」











...あれ、なんか泣きそうかも。








部屋かたづけてくるね、





少しいたたまれなくなって
ベランダを先に出た。




.

じゅうろく。→←じゅうよん。



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むー汰(プロフ) - おおおおおお、プロポーズ!!!!!すいません、でしゃばりました…。 (2016年11月13日 22時) (レス) id: d0dcff0a17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏奈 | 作成日時:2016年10月9日 21時

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