【文スト】怪奇戦争は、時代の中で (ページ23)

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第弐拾話ページ23

you side

『んー……』

はっきり言おう。
どうすれば良いかな、というかここ何処。(迷子)

マフィアに居るのが耐えられなくなって、衝動任せに誰にもバレないように荷物をまとめて出て来たのは良いものの。
太宰を探すにしても、何処にいるのかさっぱりだし、というかここ何処だし。(迷子)

もう、とっくに夜の帳が落ちて、周りは暗闇に包まれている。
私に命の危険が迫る事は殆ど無いけど、野宿はやだ。本当にやだ。だって、ホームレスだと思われるんだもん。←

それにしても、本当に困った。どうしよう。流石に今からマフィアに戻る気はさらさら無い。誰か私を拾ってくれないかな。

居る訳ないか、そんな親切人。
取り敢えず、何処かの公園とか…あ、駄目だ完全にホームレス…いや、実際ホームレスだし、良いかな。……駄目だ←

『はぁ………』
？「おい。女がこんな時間に何をしている。」
『？…』

後から低めの、所謂真面目人という固い声が聴こえてきた。振り向いてみれば黄色の長い髪を一つに縛り真面目そうな銀縁眼鏡を掛けた背の高い男の人が居た。
太宰より大きいな……この人。

？「人が聞いているのだから、答えたらどうだ？」
『あ…えっと……特に何をしているというのは……』
？「何もしていないのに、こんな夜中に女が一人出歩く訳が無いだろう。それに、外見からお前は相当小さいと見る。」
『……家がない』

この人なら、居候させてくれそう←直感

？「……はぁ？！！」

あ、やっぱりそういう反応なんだね、わかってたよ。うん。
泊めてくれないかなぁ…。

？「第一、なぜお前のような幼い奴に家が無いんだ、というかそんな平然な顔で家が無いなどとほざくか？普通は、もっと深刻そうな顔をしてだな…」

うわ、めんどくさそう、この人。
というか、名前なんだよ、お前←

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すみません。

この一言に尽きますね。はい。(昇天)