【文スト】怪奇戦争は、時代の中で

第拾参話 ページ15

you side

『太宰……死.ね』
尾「確かに、狡賢い奴じゃのぉ。」

彼奴、本当に糞だ。駄目だ。もうヤダ。はぁ……

『芥川は、まだ……駄目だった。』
尾「ほぅ。何処がじゃ？」
『能力……使いこなせて…無い。』
尾「羅生門、だっかのぉ？使いにくそうな能力じゃ。」

紅姐さんは、ほっほっほ、と高らかに笑う。紅姐さんて、他人の事、全く心配しないよね。信じた人は物凄い心配様なのに。

尾「はて、もうこんな時間か。そろそろ失礼するぞい。暇なら、この酒場に行けば、面白い奴が居るじゃろう。それじゃ。」

私に一枚の紙を渡してひらひらと手を振り紅姐さんは、部屋を出て行った。

待って、私未成年なのに、酒場勧めるの止めようよ……ま、行くけど。

私は、フードを深く被り直して、部屋を出た。

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み、短い……！

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