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渡瀬said
昨日、浮所と那須と3人でご飯に行った時、那須に「Aは俺らのことを関西ジュの変わりとしか思ってない」って言われた。
そんなこと言われるなんて思っていなかったし、そう思われているとも思わなかった。
何より，そう思っていたことが那須にバレていたことに衝撃を受けた。
でも反論する術もなかった。
今はそんなこと思ってないけど，そう思っていた時期があったことは確かだから。
それに、今二人に話すとあの時大ちゃんとしたような喧嘩になると思ったし、話す時はメンバー全員揃っていたほうがいいと思ったし………
だから私は一言謝罪をして店を出た。
家に帰ってからはほんとに何もやる気にならなくて。
本当は明後日提出の課題を終わらせようと思っていたけど，この状況ではできそうもない。
『はぁ………』
明日は朝からメンバー全員で雑誌の撮影。
必然的にあの2人とも顔を合わせることになる。
どんな顔で楽屋に行けばいいのか…………
そんなことを考えていると，ふと私のスマホが音を立てた。
『もしもし。』
？「もしもし、俺だけど。」
『え、浮所？？』
電話の相手は、さっきまで一緒にいたメンバーの浮所だった。
………まぁ、メンバーってだけじゃないんだけど。
浮「今大丈夫？？」
『うん。大丈夫。………さっきはごめんね。勝手に帰っちゃって。』
浮「ううん。全然気にしてないから大丈夫。まぁ、那須は少し凹んでたかな？言うべきじゃなかったなって」
『そんなことない。私がちゃんと話すことを避けてきたのがいけなかったんだから。』
浮「まぁ、誰が悪いとかないと思うけど、ちゃんメンバーとは話した方がいいと思うよ？？」
『うん、わかってる。明日言うつもり。………って飛貴もメンバーじゃん。笑』
浮「ははは！そうだったわ笑。ごめんごめん。やっぱAがメンバーなのなんか慣れなくて」
『やめてよ。もう4年も一緒にやってんだから。』
浮「ごめん笑。………あ、A、もう_______行った？？」
『………まだ行けてない。3日前だよね？？』
浮「うん。俺も行けてないんだよね。一緒に行かない？？」
『うん、わかった。じゃあまた後で連絡するね。』
浮「うん。じゃまた明日。」
ガチャ
私と飛貴の秘密。
これもいつかメンバーにバレちゃうんだろうな。
その時私はどうなるんだろう。
そんなことを考えているとまた、私のスマホが音を立てた。
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作者名：cocoa | 作成日時：2021年5月9日 13時
