美少年の紅一点は、関西からやって来ました。2 (ページ23)

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※オリジナルシーン
宗介の家____
宗「愛に会った！？！？いつ！？どこで！？」

『驚き過ぎ笑。お兄ちゃんたちが会ってたあのお店。今日会ってたのたまたま見ちゃってさー！それで、お話ししちゃった♡』

宗「また勝手なことを………何話したんだよ。」

『え、別に普通の話だよ〜。』

宗「………迷惑かけてないだろうな？？」

『かけてないよ〜笑。………あー！』

宗「今度は何だ？」

『お兄ちゃんに渡したい物があって！』

宗「渡したいもの？？」

鞄の中から小包みを取り出す夏実。

『じゃーん！！』

宗「何だ、これ。」

『副編集長就任祝い！お兄ちゃん、こういうのつけたらカッコいいんじゃないかなー？って思って！』

中には紺色ベースの最新モデルのネクタイが。

普段ファッションに興味のない夏実のセンスの良さに宗介は驚く。

宗「これ、1人で選んだのか……？」

『まさか！愛さんに一緒に選んでもらったの〜』

〜回想〜
『すみません。いきなりこんなことに付き合わせてしまって………』

梨「ううん。気にしないで！ネクタイか〜……」

『私こういうの本当に疎くて、全然わからなくて……』

梨「私の友達もそうなの。だけど今雑誌の編集部で働いてるから，用語とか一生懸命覚えてて。………私も頑張らないと。」

『愛さん……？』

梨「……あぁ！ごめんごめん！宗介……のあの格好だったら〜、、、これが良いんじゃないかな？？」

『これですか？？』

梨「うん！良いアクセントになると思う！」

『さすが愛さん！！やっぱりオシャレな人に聞くのが1番です！ありがとうございます！！』

微笑む梨沙。

宗「そうだったのか…………って！！何もしてもらってなくないだろ！それ。」

『てへ。バレた？？笑。』

宗「てへ。じゃないんだよ〜」

『ごめんね？でも、いいでしょ？このネクタイ』

宗「………まぁ。うん。ありがとう。」

『よし！じゃあこれつけて明日からの仕事も頑張って！！』

宗「はぁ、、、わかった。頑張るよ。」

宗介の返事に満足そうに頷き、お風呂場へと向かう夏実。

その様子を見て慌て出す宗介。

宗「いや、ちょいちょいちょい！お前どこ行くんだよ！」

『え、どこって…………お風呂だけど？？』

宗「いや、何勝手に………」

『だって今日泊まるって連絡したじゃん！』

宗「は？？」

慌ててスマホを確認する宗介。

トーク履歴には今日泊まるね！の文字が。

宗「マジかよ……」