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那須said
そう言って荷物を置いたA。
いつものAと違う雰囲気に、みんなの顔も真剣になっていく。
『昨日ね，那須と浮所とご飯に行った時に言われたの。俺たちは関西ジャニーズJr.の“代わり“でしかない、って。』
その言葉を言ったAの表情に、俺はすごく心が痛くなった。
『みんなにそんな思いさせてたなんて知らなかった。本当にごめん………。』
そう言って頭を下げたA。
みんな、驚きすぎて言葉が出てこない。
だって、Aが俺たちに頭を下げたのは初めてだったから。
『私ね，最初は本当に嫌だったんだ。東京でグループに入ること。だって、関西のみんなに申し訳なかったし，事務所の人には女優路線でって言われてたし………。』
そう言うとAはチラッと浮所を見た……ような気がした。
『でもね、みんなと一緒に仕事するのは本当に楽しいんだ！最初は二人が言ったように、関西の代わりって思ったりもしてたけど，今はそんなこと少しも思ってない。それは多分，みんなが私のことを受け入れてくれたからだと思う。………でも、みんなのその優しさに甘えて、私は自分のことをみんなに話そうとしなかった………。それでみんなに余計な気を遣わせてた………。本当にごめんなさい！！』
そう言ってもう一度頭を下げたA。
『これからはもっと私のこと、話すよ。過去のことも、全部。だから、みんなも話してくれないかな？？みんなのこと、もっと知りたい！』
みんなすぐには声を出さなかった。
いや、出せなかったんだと思う。
そんな中一番最初に口を開いたのは………
浮「信じて，いいんだよね？？その言葉。」
そう言いながらAの前に歩み出た、浮所だった。
『うん。信じて。』
力強く応えたA。
浮「何から話そっかなー！！」
そう言って微笑んだ浮所。
その様子に，メンバーたちも口を開いた。
岩「まぁ、俺らにもいろいろあるからな！」
龍「たくさんありすぎるから，ちょっとずつだな！」
金「ていうか、いきなり改まってびっくりしたー！」
藤「ね！！………って撮影は！？！？」
藤那以外「「「「「あ！！」」」」」
そう言って、みんなが急に慌て出す。
でも、俺だけはその場からすぐに動けなかった。
浮所は、多分Aの過去について何か知っている。
浮所“だけ“が知っている過去がある。
その事実に、俺の心にモヤが広がった。
どうしてかはわからないけど。
ドラゴン桜→←5周年！！！〜after story〜 part3
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cocoa(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！柊真くんの漢字、指摘ありがとうございます！ずっと間違っていました………修正してきますね！本当にすみませんでした！ (2021年4月18日 8時) (
レス) id: 424818a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お話面白くてすごく好きです！ (2021年4月18日 5時) (レス) id: 3fe19f2ae8 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - とーま君の漢字って斗真じゃなくて柊真じゃないですか？ ごめんなさい気になっちゃって… (2021年4月18日 5時) (レス) id: 3fe19f2ae8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa | 作成日時：2021年3月30日 12時
