5周年！！！〜after story〜 part2 ページ36
浮所said
『………ってことがあったから、私も同じことを2人にしてあげたいって思ったの。』
そう言って、ジュースを飲み干す渡瀬。
まさか、渡瀬に、Aにこんな過去があったなんて知らなかった。
あの路線変更問題が関ジュの為だったことすら知らなかった。
正直、”メンバー”としてすごく悔しい。
まだAの半分もわかることができていない。
きっと、それは那須も同じなんだろう。
複雑そうな顔をしている。
けど………
浮「良かった。」
『え？？』
浮「今Aの口からその話を聞けて良かったなって。な、那須。」
那「うん。俺らにもそういう話してくれるようになったんだな〜って嬉しかった。」
そう言って微笑んでいる那須。
一方、渡瀬は何を言っているの？？と言わんばかりの顔で固まっている。
浮「Aってさ、過去のこと俺らに今まで一度も話してくれたことなかったじゃん？？」
『……そんなこと！！』
浮「そんなことあるよ。それが俺らは悔しかったし、辛かった。Aは俺たちに心を開いてくれてないんだなーって。」
那須もうんうんと大きく頷いている。
Aは信じられないという顔で俺らを見つめている。
すると今度は那須が口を開いた。
那「Aちゃんは俺たちにすごい気を遣ってくれてるんだろうなっていうのはわかってた。最初の頃はそれが嬉しかったというか………。一緒に活動できるだけで楽しかったんだ。でも………」
そこで那須は一回話を区切って、残っていたお茶を飲み干した。
那「段々と、俺たちに心を開いてくれていないAちゃんと活動するのが苦しくなったんだ。俺たちは関西ジャニーズJr.の”代わり”でしかないんだなって。もっと頼って欲しい、お互いをもっと共有したい、ずっとそう思ってたんだよ？？でも、俺たちも気を遣っちゃってて………。」
その後はかなり長い間無言だったように感じる。
誰一人として声を発さずにいた。
そろそろ何か言わないと、そう思った時、
この沈黙を破ったのは、Aだった。
『飛貴、雄登………ごめんね…………』
そう言って、Aはお金を置いて帰っていった。
長い沈黙の後、Aが放った言葉はたった一言だけだった。
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cocoa(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！柊真くんの漢字、指摘ありがとうございます！ずっと間違っていました………修正してきますね！本当にすみませんでした！ (2021年4月18日 8時) (
レス) id: 424818a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お話面白くてすごく好きです！ (2021年4月18日 5時) (レス) id: 3fe19f2ae8 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - とーま君の漢字って斗真じゃなくて柊真じゃないですか？ ごめんなさい気になっちゃって… (2021年4月18日 5時) (レス) id: 3fe19f2ae8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa | 作成日時：2021年3月30日 12時
