287 ページ37
.
マリちゃんが、綺麗にラッピングされたそれを、
口を開けたまま大きな瞳をさらに大きくして驚いてるケンティーに渡した。
「なに？！えっ！クッキーじゃんやば！！！」
・・・ふふ、想像通りの反応だ。笑
ケンティーかわいい〜(笑)
「これ食べてはやく良くなってね」
「マジ嬉しい！もうほんっとお前ら愛してる！！」
そう言っておれらを抱き寄せるケンティー。
相変わらず大袈裟だなあ〜。笑
でも素直に嬉しいよね。
こんなに喜んでくれるなら、忙しいなか作った甲斐があったなって思えるもん。
.
ケンティーの腕の中から離れて、ベットサイドに腰をかけていた彼の両隣に、おれらも腰をかける。
「ケンティー、今日は何してたの？」
「今日？今日は〜、リハビリしてぇ、映画観てた」
「あ！おれがオススメしてたやつ、観てくれた？！」
「えーっと、うん。全然観てない」
「観てないんかーい！」
「観てないんだーい！」
「だーい！じゃないのよ。笑」
「アハハ！今度観ます観ます」
「あれ、マンガは読んでないのぉ？」
おれらが映画の話で盛り上がってるのが羨ましかったのか、
マリちゃんが急に立ち上がって、ベットの近くに置いてあったマンガをパラパラとめくりながら無理やり会話に入ってきた。
マリちゃんごめんね。笑
「もうさ、暇過ぎてさ。そのマンガ読みすぎて飽きたんだよね」
「そんなに読んだの？笑」
「読んだ！だってマジで暇なんだもん！」
もんって。笑
っていうかケンティーも、マンガ読み飽きたりするんだね。
わりといつも、同じマンガ読んでるイメージだったんだけど・・・・・今回は相当読んだのかな(笑)
あ、おれが持ってるマンガ、何冊か持ってきてあげようかな。
「ケンティー、おれの家にあるマンガ持ってこよっか？」
「え！いいの？！それは嬉しい！」
「じゃあ今度持ってくるね」
「やったーーー！！」
相変わらず喜ぶときはコドモみたいなケンティー。
ちなみに食べるときも、コドモみたいになる。笑
.
・・・よかった。
今日も元気そうで安心した。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 460人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mau(プロフ) - みえさん» みえさん、いつもお読みいただきありがとうございます！すみません、只今編集中につきパスワード設定にしております。終わり次第全体公開に戻すつもりでおりますので、もう少々お待ちいただけますと幸いです(＞＜) (2019年4月28日 7時) (
レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
mau(プロフ) - ボニータさん» ボニータさん、いつもお読みいただきありがとうございます！�Г郎Ｆ�にでも全体公開に戻せたらなと思っております！大変申し訳ありませんが、もう少々お待ちくださいませ(T T) (2019年4月28日 7時) (レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
みえ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。続編が気になり読みたいです。よろしければパスワード教えて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2019年4月27日 22時) (レス) id: 1d13031ded (このIDを非表示/違反報告)
ボニータ(プロフ) - mau様いつも忙しい中更新してくださりありがとうございます。是非とも続編を読ませて頂きたいのですが宜しければパスワードを教えて頂けないでしょうか。返信頂けると嬉しいです。 (2019年4月27日 20時) (レス) id: 72f470d224 (このIDを非表示/違反報告)
mau(プロフ) - かなでさん» かなでさんいつもありがとうございます！サイボーグ、めちゃめちゃわかります！心があるのかな？って疑っちゃうくらい完璧ですよね。完璧じゃないのに完璧に見せることがどれだけ大変か…そんなアイドルを応援できることに感謝です。 (2019年4月23日 12時) (レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mau | 作成日時：2018年11月2日 22時
