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どうしたの？なんて聞く前に、
目の前にいるボクでも聞き取りづらいくらいの小さな声で、そう囁かれた。
風磨くんの少し後ろのところで、壁に身体を預けながらなんとか立っているケンティーも、ボクをみて静かに頷くから、ボクも誘導されるようにこくりと頷いた。
本当は風磨くんの手を振り払って、今すぐふたりの元に行きたい気持ちだったけど・・・
お兄ちゃんたちが聡ちゃんと勝利くん、ふたりのことを想って、ふたりのしあわせのために時間を作ってあげようとしてるのが分かって、
そしたらきっと、それが最善だから、
駆けつけたい気持ちをぐっと抑え込んだ。
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・・・風磨くんも、健人くんも。
ふたりとも、いつだって自分なりの最善の道を択んで、進み続けてきた人たちだから。
それが、遠回りでもでこぼこ道でも関係ない。
ふたりがみてるのはいつだって、歩き続けた先にある、未来のしあわせだけなんだ。
だからね、ふたりについていったら、絶対、未来でしあわせになれるって、わかってるんだよ。
ふたりが択ぶ道は、いつだって最善なんだって、信じてる。
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・・・だけどやっぱり、
ボクも聡ちゃんの隣にいたい
勝利くんのお話を聞いてあげたい
そんな想いは消えなくて、不安な顔を隠すこともできないまま、目の前の風磨くんをみつめた。
(ボクはふたりの力になれないの・・・？)
そんな気持ちを瞳に滲ませて、ずっとみてた。
・・・そしたら、
ボクの気持ちが伝わったのかはわからないけど、風磨くんがボクをみて、黙ったまま、頭を優しく撫でてくれて。
安心させるようにちょっとだけ、微笑んでくれた。
その
頑張ってもう少しだけ、我慢することにした。
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風磨くんの隣までゆっくり歩いてきたケンティーが、ボクのことをみて・・・いや、違うな。
健人くんがみてるのは、ボクじゃなくてドアの向こう側だ。
みえていないはずのドアの向こう側を、まるでみえてるみたいに、強くて真っ直ぐな瞳でみつめている。
ケンティーには、ドアの向こう側にいるふたりが
今どんなかおをしてるのか、みえてるのかな。
そんなことを思いながら、彼の前で、ドアにそっと耳をあて、中の会話に耳をすませた。
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mau(プロフ) - みえさん» みえさん、いつもお読みいただきありがとうございます！すみません、只今編集中につきパスワード設定にしております。終わり次第全体公開に戻すつもりでおりますので、もう少々お待ちいただけますと幸いです(＞＜) (2019年4月28日 7時) (
レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
mau(プロフ) - ボニータさん» ボニータさん、いつもお読みいただきありがとうございます！�Г郎Ｆ�にでも全体公開に戻せたらなと思っております！大変申し訳ありませんが、もう少々お待ちくださいませ(T T) (2019年4月28日 7時) (レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
みえ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。続編が気になり読みたいです。よろしければパスワード教えて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2019年4月27日 22時) (レス) id: 1d13031ded (このIDを非表示/違反報告)
ボニータ(プロフ) - mau様いつも忙しい中更新してくださりありがとうございます。是非とも続編を読ませて頂きたいのですが宜しければパスワードを教えて頂けないでしょうか。返信頂けると嬉しいです。 (2019年4月27日 20時) (レス) id: 72f470d224 (このIDを非表示/違反報告)
mau(プロフ) - かなでさん» かなでさんいつもありがとうございます！サイボーグ、めちゃめちゃわかります！心があるのかな？って疑っちゃうくらい完璧ですよね。完璧じゃないのに完璧に見せることがどれだけ大変か…そんなアイドルを応援できることに感謝です。 (2019年4月23日 12時) (レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mau | 作成日時：2018年11月2日 22時
