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「えっ、聡ちゃんが？！」
部屋に、混乱したマリの声がだけが大きく響き渡る。
・・・言ってしまった。
結局この胸の痛みをひとりで抱える辛さにすら耐えられずに、簡単にマリに真実を話してしまった。
真実を知れば、誰よりも傷つくのは目の前の彼なのに。
結局、
いつだって俺は、自分のことが1番可愛いんだ。
自分が良ければそれでいい、そんな最低なやつなんだよ。
これじゃ、聡が俺に何も言えずに、いなくなるのも当たり前じゃないか。
「どういうこと？！」
マリウスが必死の形相で俺に詰め寄るけど、もうこれ以上何も言えなかった。
だって俺には、なぜ聡が姿を消したのか、その理由すら分からない。
こんな状況になってもなお、何一つ分かってあげられていないんだ。
「っ、だから言ったのに・・・っ！
もうっ！なんで早く言わないの！」
何も言わない俺に痺れを切らしたのか、マリウスがそう言い捨てて部屋を出て行く。
バタン！と大きな音を立てて閉まったドアに、完全に、本当の意味でひとりになってしまったことを実感した。
・・・・・ああ、
マリウスに見損なわれた。
嫌われた。
憎まれた。
またひとり、離れていってしまった。
マリウスだけじゃない。
きっとそのうち風磨くんも、健人くんも ーーー
.
いつの日か、あんなにキラキラしてみえた俺らの絆さえも、こんな風に泡のようにあっという間に消えてなくなっちゃうんだな、なんて他人事みたいに思った。
聡がいないだけで、俺らを繋ぐ絆なんて、元よりなかった気さえしてくる。
俺らはここで、終わっちゃうのかな。
.
「・・・っ、うぅ、ううぅっ、」
涙が溢れて止まらないのはなんでだろう。
なんで、こんなに胸が苦しいの。
こんなに悲しいのも、
こんなに辛いのも、
全部、聡のせいだよ。
ねえ、どこいっちゃったんだよ
戻ってこいよ、
ずっと、一緒に・・・側に、いてよ・・・っ、
.
・・・俺は、5人で居られればそれで良かったのに。
俺らを批判する心無い声が聞こえた日も、
仕事が何一つ上手くいかない日も
5人でいられるなら、それだけで幸せだった。
5人で笑いあえるなら、何でも耐えられた。
今までずっと、あの事故の日も、
・・・今日だって。
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mau(プロフ) - �イ砲弔い謄灰瓮鵐伐爾気辰進�々、誠にありがとうございます。先程、パスワードを解除し、全体公開に切り替えましたので、お時間がありましたらお読みいただけると幸いです。part�Δ諒�もどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年11月2日 22時) (
レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
Kazami(プロフ) - スタート当初から楽しませて頂いてます。続きを読みたいのでパスワードを教えて下さい。 (2018年11月2日 21時) (レス) id: dcd9ebab70 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - いつも楽しく拝見しています。シリーズ5を読みたいのですが、パスワード教えていただけますか？お願いします！ (2018年11月2日 21時) (レス) id: 7776eaa6cf (このIDを非表示/違反報告)
ボニータ(プロフ) - いつも、楽しく読ませてもらってます。シリーズ5の作品も読みたいのですが、よろしければパスワードを教えていただけますか。よろしくおねがいします。 (2018年11月2日 18時) (レス) id: 72f470d224 (このIDを非表示/違反報告)
mau(プロフ) - この度はわざわざコメントしていただき、ありがとうございました。引き続き本作品をどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年8月11日 22時) (レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mau | 作成日時：2018年5月7日 21時
