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途中事故があったのか、渋滞に巻き込まれて現場入りするのが予定時刻よりだいぶ遅くなってしまった。
ラジオ収録だから、最悪遅れてもなんとかなるって言えばなんとかなるんだけど・・・
車が全然進まないなか、マネージャーさんがしきりに携帯を気にしていたから、今回は遅れるのはちょっとアウトなのかもしれない。
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スタジオに着いてすぐ、スタッフさんに挨拶と謝罪をして、急いでブースの中に入ると先に入っていた勝利くんが俯いて座っていた。
「勝利くん遅くなってごめんなさい」
「・・・マリ・・・全然、大丈夫だよ」
お疲れ様、渋滞に巻き込まれたんだってね、
ボクの声に顔をあげて、労いの言葉をかけてくれた勝利くんの顔は、ボクなんかよりずっと疲れてて、いつもは意志の強そうな瞳が今日は悲しそうに揺れていた。
「勝利くんもお疲れ様」
そのまま勝利くんの向かいに座って原稿に目を通す・・・
・・・つもりだったんだけど、
やっぱり勝利くんの元気がないような気がして、原稿を読んでいるフリをして、向かいにある彼の小さな顔を盗み見た。
あれ、なんか目が腫れてる気がする。
・・・寝不足、なのかな。
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「・・・ねえ、マリ・・・
・・・マネージャーさんから、何か聞いた？」
ちらちらと、バレないように勝利くんの顔を見ているときに声をかけられて肩がびくっと跳ねる。
「え？何も・・・・・あっ」
そういえば、マネージャーさんがスタジオ着いてから話すって・・・
なんの話かは全然わかんないけど・・・
「このあとお話されるかも・・・？」
「・・・・・そっか、
・・・そうだよね。・・・今は、お仕事・・・」
「え、何の話？」
そう聞いても、返事は返ってこなかった。
スタッフさんが準備をしている中、ボクたちがいるブースの中は異常なほど静まり返っている。
(・・・え、・・・さっきの、無視？)
ねえ無視しないでよ、
いつものように軽いノリで、そう声をかけようとしたけど、
今日の勝利くんは、どこか生気の感じられない瞳をしているし、
ぼーっとただ原稿を見つめているようにみえて実は何かを深刻に思い悩んでいるようなその姿に、ただ口を噤むしかなかった。
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mau(プロフ) - �イ砲弔い謄灰瓮鵐伐爾気辰進�々、誠にありがとうございます。先程、パスワードを解除し、全体公開に切り替えましたので、お時間がありましたらお読みいただけると幸いです。part�Δ諒�もどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年11月2日 22時) (
レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
Kazami(プロフ) - スタート当初から楽しませて頂いてます。続きを読みたいのでパスワードを教えて下さい。 (2018年11月2日 21時) (レス) id: dcd9ebab70 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - いつも楽しく拝見しています。シリーズ5を読みたいのですが、パスワード教えていただけますか？お願いします！ (2018年11月2日 21時) (レス) id: 7776eaa6cf (このIDを非表示/違反報告)
ボニータ(プロフ) - いつも、楽しく読ませてもらってます。シリーズ5の作品も読みたいのですが、よろしければパスワードを教えていただけますか。よろしくおねがいします。 (2018年11月2日 18時) (レス) id: 72f470d224 (このIDを非表示/違反報告)
mau(プロフ) - この度はわざわざコメントしていただき、ありがとうございました。引き続き本作品をどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年8月11日 22時) (レス) id: 056926957e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mau | 作成日時：2018年5月7日 21時
