姫と紳士。-Keito.O-

story68 ページ26

圭人side

部屋を飛び出して、放送室に無断で入った。

禁止されていることをされるのは人生初。

よし、これが俺の決断。




マイクに口を近づけて、話し出す。


『いきなりすいません。

SNSで噂になってる岡本圭人です。

伊野尾A様との写真は、嘘ではなく紛れもない事実です。

この学校には、主人との恋愛は厳禁。

この学校 というだけであって、卒業生は関係ないと思いませんか?

好きになった人がお嬢様だっただけなのです。

悪いことなどありますか??

放送を聞いて下さってると思います伊野尾A様。

I love you forever.

私が貴方に仕えなくなったとしても、迎えに行きます。』


そうして、マイクの電源を切った。

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慧side

圭人の話を聞き終わって、涙腺に違和感を感じた。

A「...行かなきゃ。」

Aまで部屋を飛び出す。

それを追いかけて俺も着いていった。


大我「熱-い。」

樹「ラブラブじゃん。」

そんな声も聞こえてきた。でも今は圭人を探さなきゃ。


先生『早く来い。お前は処分が決まった。』

目の前に、高く拳を上げた がたいのいい男。


A「やめてっ!!」

殴られそうになった圭人を必死で庇うA。

圭人「お嬢様...?」

A「もう、圭人くんを傷つけるのは止めて下さい。

恋愛関係あってもなくても、これだけは言います。

圭人くんを自由にさせて。」


うわ...Aカッコいい。

先生『...分かったから 帰れ。』


それだけ吐き捨てて何も言わずに去っていった男。

その瞬間Aは、脱力して床に座り込んだ。



圭人「ありがとうございます。庇って下さって。」

Aの頭に手を乗せて微笑んだ。

そして、ﾋｮｲっとお姫さま抱っこした。

A「うわぁ!」

圭人「帰りましょうか。」


その話題は、二度と起きないようにしないとね。


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終わりに近づいているようですが、

まだ終わりませんよ!!


リクエストお待ちしてます(*^^*)

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